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2012年10月24日12:56

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記事を書く人の人間性

■ポリオ不活化ワクチン後に死亡=移行後初、因果関係を調査―厚労省
(時事通信社 - 10月24日 10:05)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=2198250

ポリオワクチンについては、何度か日記に書いてきた。

そして、不活化ワクチンが導入された時、本当に良かったと思った。

僕には、3歳と1歳の息子がいるが、すでに生ワクチンでのポリオワクチンを済ませている。
1歳の息子の時は、マスコミがちょうど生ワクチンによる、ポリオ罹患の問題で騒いでいた頃だった。

あの頃、マスコミはいかにも生ワクチンが悪のようにして報じた。
そして、ポリオに罹患することのない不活化ワクチンをなかなか導入しようとしない政府の対応の遅さを責めた。

実際、僕の近所のお母さんも、こうしたマスコミの報道で、生ワクチンのリスクを知り、心配になり不活化ワクチンが導入されるまで、子供にポリオワクチンを接種させない、という方がおられた。
おそらく、こういったリスクを心配して、生ワクチンを接種しなかったお母さんは、mixiの中にも、たくさんいらっしゃることだろう。

僕は、嫁と相談した上で、息子には生ワクチンを受けさせた。
というのも、近くに不活化ワクチンを接種できる医療機関がなかったこと、政府の不活化ワクチンの導入が、当時、目処が立っていなかったこと、そして、一番は、生ワクチンを受けささないことで、ポリオに罹患するというリスクを考えてのことだった。

幸い、息子は2人とも生ワクチンによる副作用もなく、今も元気にしている。

だが、当時のマスコミの報道を思うと、心配する親御さんの気持ちはよくわかる。
僕も、リスクは低いとは頭の中でわかっていても、生ワクチンを息子が受けた日は心配だった。
もしものことがあったら、と我が子の身を心配するというのが、親心というものだ。

だが、ポリオウイルスは絶滅したわけではない。
ポリオワクチンじたいを拒否することで、ポリオの感染するリスクを考えると、例え生ワクチンにリスクがあろうとポリオワクチンは、受けたほうが良いのだ。

それは、以前にも日記に書いたし、それだけに不活化ワクチンが導入されたニュースを聞いた時、本当に良かったと思った。
少なくとも、これでポリオワクチンじたいを拒否する親御さんがなくなるだろうと思ったからだ。

それで、このニュースである。
僕は、このニュースの見出しを見て驚き、記事を読んで、本当に腹立たしい思いをした。

記事を読む限り、亡くなった子供は、ポリオワクチンを受けて18日以上経っており、死因とポリオワクチンとの因果関係は低いという。

ならば、見出しに、いかにもこの子供の死因がポリオワクチンにあるような書き方は、余りに酷い。

マスコミは、あれだけ生ワクチンのリスクを危険だと、世の中のお母さんの不安を煽った。
そして、不活化ワクチンの導入となったのだ。

なのに、因果関係が低いとされる子供の死因にまで、このような見出しをつけて、また、世の中のお母さんの不安を煽ろうというのか。

世の中のお母さんが、どれだけ心配して、このポリオワクチンの接種を子供に受けさせているのか、この記事を書いた人間は、わかっているのか。

もし、まだ因果関係がわからないというのであれば、因果関係がわかるまで、こんな記事を書くべきでない。

この記事は、本当に記事を書いた人間の心のなさと悪意が垣間見えた気がして、本当に気分が悪い。
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