自分の父親や母親を尊敬する気持ち

親からの愛情不足が恋愛に与える影響
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僕は、子育てについて、嫁に感謝していることがある。

それは、どんな時であっても、嫁が僕を息子たちの前では立ててくれること。
そして、父親として尊敬できる存在であることを、普段の生活の中で、息子たちに教えていることだ。

そして、僕も同じく、息子たちの前では、嫁を母親として尊敬し、息子たちには、日常の生活の中で教えている。

そうすると、息子たちの前では、夫婦がいがみ合っている姿は見せられなくなる。

僕は、この夫婦の姿というのは、とても大切だと思っている。

父親と母親の仲が良いというのは、もちろん子育てにとって大切だ。
だが、父親と母親が仲良く、普段から冗談を言い合ってたりしても、心の何処かで、母親は父親を尊敬し、父親は母親を尊敬する。
そして、その親として、お互いがお互いを尊敬し、尊重する姿を我が子に見せることというのが、子育てにとって、とても大切だと思うのだ。

昔、付き合っていた彼女は、20代後半になっても、平気で自分の父親を悪口を僕に言い、父親を軽蔑し、嘲笑した。
それは、何故か。
僕は、その彼女の実家に招待された時に、初めてわかった。
彼女の母親が、自分の娘の前で、父親をバカにし、嘲笑していたのだ。

僕はその時に思った。
親の姿を見て、子供は育つのだと。
そして、成長した子供は大人になり、同じ姿を今度は自分の子供に見せるだろう。
その時、バカにしたり、悪口を言ったり、嘲笑される父親とは、もし結婚したら僕になるのではないか、と。

自分の親から、自分の親の伴侶を尊敬しないように教えられた子供に、将来の自分の伴侶となる相手をはたして尊敬することができるのだろうか。

相手を愛するというのは、相手を尊敬し、尊重する気持ちの上に成り立っているのだと、僕は思う。その気持ちが欠落している恋愛は、きっとどこかで破綻する。

僕の嫁が、息子たちの前で、僕を立ててくれるのは、もちろん嫁のお母さんのそういう姿を、嫁が幼い時から見ているからだ。
いわば、嫁のお母さんが、きちんと嫁を躾してくださったのだ。

そして、実際嫁のお父さんもお母さんも、人間的に素晴らしい方だ。
僕は、尊敬している。

親からの愛情不足が、もし恋愛に影響するとするならば、僕はそういうところなんじゃないか、と思う。

妻として、母親として嫁を尊敬する気持ち、僕は大切にしたい。
そして、僕自身、嫁や息子たちの尊敬できる存在でありたい。