mixiユーザー(id:15899286)
2012年10月16日16:47
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12.10.05〜07デジカメ3台比較！
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12.10.16-14:55
みなさんこんにちは、本日は先日予告したデジカメ比較をアップします！
参加カメラは以下の三台です！
�．灰鵐僖�トデジタルカメラ代表
・キャノンPOWERSHOT S100
(1210万画素）
�▲妊献織�1眼レフカメラ代表
・キャノンEOS Kiss X2
(1220万画素・・・ちと古いんですが）
��ミラーレス1眼デジタルカメラ代表
・キャノンEOS M
（1800万画素）
最後の風景写真はひとつ前のコンパクトデジタルカメラであるS95を使用しています！
・キャノンPOWERSHOT S95
(1000万画素）
※私はカメラの評論家でもなければプロのカメラマンでもありませんので今回のレポはあくまでも私見であり間違った表現もあるかも知れませんがご了承ください！
まずは皆さんもよく目にしている当家の庭で同じ場所から取ってみました！
まずは3枚纏めてどうぞ！
一枚ずつ大きくするとこんな感じです！
��POWERSHOT S100 プログラムオート：Ｐモード
（F2.2-1/30-ISO:80)
��EOS Kiss X2 プログラムオート：Ｐモード
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS（F4.5-1/50-ISO:200)
��EOS M プログラムオート：Ｐモード
EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM（F3.5-1/30-ISO:100)
残念ながら写真はリサイズしてありますがなんとなく感覚は伝えられると思います！
画像の縦横比はS100のみ4:6ですがご容赦ください！
７日の朝は薄曇りでコントラスト的には大きな波の無い画になります！
まずは模写力を比較するとEOS Mが何歩かリードしているように感じます！
Kiss X2のピントが甘く感じるのは手ブレかもしれませんが、S100のF2という明るいレンズが良い方向に働いている感じがします！
ホワイトバランスも３台ともAUTOでしたがそれぞれ発色は違います！
肉眼に一番近いのはEOS MでS100は若干オーバーに緑っぽく感じ、Kiss X2は落ち着いた発色で見た目より暗く茶色が強いように感じます！
以前からカメラにお任せでシャッターを切るとS100の方が色乗りが良く見栄えのする画が撮れると思っていましたが、それだけ今のコンデジ（コンパクトデジカメ）の能力が高くなったという事でしょうか？
640（720）×480にリサイズしてしまっているので判り難いのですが木立や葉っぱのエッジもEOS Mがしっかりしていて、次はS100その次がKiss X2という感じです！
デジカメの世界も日進月歩・・・型が古くなったデジイチ（デジタル一眼レフ）はコンデジにも抜かれてしまうという事なのでしょうか？
次はキッチン裏の窓に吊り下げたベコニアのプランターを撮って見ました！
3枚纏めてみるとこちら！
1枚ずつ大きくするとこんな感じ！
��POWERSHOT S100 プログラムオート：Ｐモード
（F2-1/100-ISO:80)
��EOS Kiss X2 プログラムオート：Ｐモード
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS（F4-1/50-ISO:200)
��EOS M プログラムオート：Ｐモード
EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM（F3.5-1/100-ISO:100)
この手の明るい被写体は同じキャノンのカメラという事なのか発色も色乗りも似た画になりました！
Kiss X2を除く2台はオートでもF値（絞り）を最小に設定してきたのにX2だけはF4になりました！
マクロモードも使用していませんがさすが1眼の2台は奥のホースリールや床の格子が上手くボケています！
コンデジの弱点と言われるボケ味はS100でも能力不足だと感じさせます！
ここでKiss X2用に以前買ったマクロレンズをX2とMに装着して同じベコニアを撮って見ました！
レンズはキャノンEF-S60mm F2.8 USMです！
2枚まとめるとこんな感じです！
それぞれ拡大するとこんな感じです！
��EOS Kiss X2 プログラム：ＡＶモード
EF-S60mm F2.8 USM（F2.8-1/200-ISO:200)
��EOS M プログラム：ＡＶモード
EF-S60mm F2.8 USM（F2.8-1/160-ISO:160)
上の二つは同じレンズを装着して撮りましたので大きな違いは出ていません！
Mの方はアダプターを介しているので若干画角が変わっているようです！
また画素数の違いからかX2に比べてMの方が輪郭がはっきりしているのと奥の花のボケもM方が大きいように感じます！
次はEOS Mダブルレンズキットに入っている標準パンケーキレンズを装着して同じベコニアを撮ってみました！
3枚まとめるとこんな感じです！
1枚ずつ拡大するとこんな感じです！
��EOS M プログラム：ＡＶモード
EF-M22mm F2 STM（F2.8-1/125-ISO:100）
特別な設定は何もせずそのまま撮るとF値（絞り）は最小の２ではなく、2.8という設定になりました！
それでもボケ味はなかなか良好でマクロ的撮影にも対応するという最短撮影距離0.15mは結構使えるレンズだと思います！
次はマクロモードを使って撮ってみました！
��EOS M プログラム：マクロモード
EF-M22mm F2 STM（マクロF4-1/50-ISO:100）
こちらもまずまずのボケ味ですが、マクロ設定なのにF値が4という設定にビックリ・・・私のイメージではもっと低い数値で設定されると思っていました！
3枚目は同じ機材でF値を最小にして撮影してみました！
��EOS M プログラム：ＡＶモード
EF-M22mm F2 STM（F2-1/250-ISO:100）
F値を最小の2に設定してみたのですが、ボケ味は良好で輪郭や解像度も綺麗で発色も豊かです！
小型軽量のEOS Mならばポケットやカバンに入れて持ち歩くことも容易で標準レンズも小さいので機動力を発揮する場面も多いのではないでしょうか？
特にEF-M22mm F2 STMのレンズのマクロ的使用能力は高く、旅行先での小物の撮影やレストランでのメニューの撮影等楽しみは尽きません！
さて最後に遠近感のある風景で比較してみましょう！
この週はあまりお天気も良くなく、お天気の良かった火曜日は稲刈り大会だったので比較用写真を撮るチャンスが少なかったんです！
また、今まで比較用に使っていたS100はデジスコ用に使っているため持ち歩くためにはブラケットの脱着が必要なのでひとつ前の型であるS95を使用します！
場所は長野県上田市にある稲倉の棚田を県道から見下ろせるポイントです！
3枚まとめるとこんな感じ！
1枚ずつ拡大するとこんな感じです！
��POWERSHOT S95 プログラムオート：Ｐモード
（F2-1/1600-ISO:80）
他の2台に引けをとらない模写力と解像度と発色・・・こういった風景写真になるとPOWERSHOT S95の基本性能の良さがハッキリ出ます！
いくつかのポイントに分割して見てみましょう！
《右手前暗部》
暗部の中の葉っぱのデティールも良好だし色の濃淡も残っています！
1000万画素のコンパクトデジカメでここまで表現できていれば良好でしょう！
《緑と空の発色》
3機の中で森を一番明るい緑で表現してきたのがS95、そして見た目に一番近い青空を表現してきたのもS95でした！・・・驚きです！
《棚田》
棚田やはさ掛けされた稲の輪郭の表現や模写力はまずまずです！
茶系の色合いも見た目に近いものでとても好感が持てます！
《奥の山》
山の稜線も綺麗に表現されていて奥行き感もあり色乗りも自然です！
《高圧線と鉄柱》
高圧線は少し太目に感じますし輪郭も少し甘い感じ！
鉄柱は思ったより滑らかに表現されていますが画素数の違いが解るポイントになりました！
《右横のオレンジ屋根の建物》
この項目では他の2機種に対して明らかに劣っています！
白い壁にある窓がつぶれてしまい明確には模写できていません！
流石にひとつ前の型で1000万画素ではこれが限界なのか？
前半４つの項目では数世代も型落ちとはいえ、デジイチであるKiss X2より上回る表現力でレポしている私も驚きました！
森や山や草花を見た目より綺麗な緑で仕上げて青空も綺麗・・・この能力のおかげで大きく重いデジイチを持ち歩かなくなってしまったのですが比較して見ると納得できます！
しかし、ウイークポイントもあります！
緑の発色がオーバーなので綺麗に写るけど季節感がマッチしなくなる事があります！
今回の風景写真3枚を見比べるとS95で撮った写真は綺麗なのですが夏の終わり頃の緑の発色です！
稲刈りの季節ですので肉眼ではもう少し秋らしい色合いなんです！
それにしても1000万画素のS95の健闘振りは賞賛に値すると思いますし、もしS100を持ってきていたら1210万画素にアップされた真価を発揮したと思います！
続いてはデジイチです！
��EOS Kiss X2 プログラムオート：Ｐモード
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS（F11-1/250-ISO:200）
風景写真では残念ですがあまり良い結果になりませんでした・・・残念ですがデジカメ界も日進月歩・・・数世代前のデジイチはこんなもんなんでしょうか？
《右手前暗部》
暗部の表現は3機中最も暗く葉っぱのデティールはノッペリした印象です！
1枚1枚の葉っぱのエッジも明確でなく思っていたより表現力が低いので残念です！
《緑と空の発色》
3機中一番暗いイメージで仕上げてきたのがEOS Kiss・・・緑は茶色っぽく季節が進んでしまった感じ・・・尚且つ青空が見た目より暗いタッチで画面に弾みを感じません！
POWERSHOTシリーズのように見た目より明るく綺麗に発色させるのもどうかと思いますが、タッチが暗いのは思い出もトーンダウンしちゃいます！
《棚田》
棚田の枯れた稲の色はより濃く暗い表現になっています！
棚田のあぜ道やはさ掛けされた稲の輪郭も重く立体感に欠けた模写力と感じるでしょう！
レンズプロテクトタイプのフィルターしか装着していないのが原因と言われるかも知れませんが、EOS Mは今のところなにも装着していないので設定に大きな差はないと思います！
《奥の山》
山の稜線はあまりエッジが効いておらず立体感もS95に負けた感じがします！
そのせいか画面全体の奥行き感も足りないように感じます！
これでもしコンデジがS100だったらと考えるとデジイチの買い替え時期が一気に短くなりました！
《高圧線と鉄柱》
高圧線のエッジは思ったより滑らかですがアップで見ると輪郭が甘くS95と同等レベルの太さで表現されています！
鉄柱の筋交いはS95より表現が甘いようです！
《右横のオレンジ屋根の建物》
この項目ではS95より解像度が高く窓枠が数えられそうです！
しかし、EOS Mに比べるとその模写力は劣って感じられ、時代を感じるポイントとなりました！
デジイチを持っているのにカミサンはあまり使ってくれず、私も徐々に持ち歩かなくなり今ではコンデジ中心のカメラライフになったのがうなずける結果だと言えるかも知れません！
最後はEOS Mの出番です！
��EOS M プログラムオート：Ｐモード
EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM（F9-1/320-IOS:100）
全般的に良好な結果が出たのがEOS M・・・最新作だからというのもあるとは思いますが、その素直な画作りやナチュラルな発色はとても好感がもてました！
《右手前暗部》
暗部の表現は中間的な色合いで葉っぱのデティールは一番クッキリとしたものです！
1枚1枚の葉っぱのエッジは一番明確で画素数に余裕があることや新しいセンサーの能力が充分発揮されています！
《緑と空の発色》
明るさは3機中中間的で緑の発色が見た目に一番近い仕上がりでした！
青空がS95より明るく青く表現されていましたが見た目に一番近いのはS95です！
確かに若干オーバーな表現になっていますが気になるレベルではないので良好だと言えます！
《棚田》
棚田のあぜ道やはさ掛けされた稲は輪郭が明確良好な画作りだと言えます！
ある程度距離のある棚田はとかくノッペリとした印象になりがちですが、3機中唯一立体感が出ています！
フィルターも着けていないのですがこの発色は好感が持てます！
《奥の山》
山の稜線はエッジが効いており奥行き感も出ています！
特筆すべきは白い雲も立体感を持った模写が出来ており技術の進歩を確信するポイントになりました！
《高圧線と鉄柱》
高圧線は細目に表現されており、アップにするとエッジの効いた模写で画素数とセンサーの能力が充分発揮されていると感じました！
《右横のオレンジ屋根の建物》
EOS Mだけが大きな窓と縦長のハメ殺し窓の差を感じられリサイズしたデータでも拡大すると窓の数が数えられます！
さて今回のレポートの私的結論ですが以下の通りです！
キャノン POWER SHOT S100＆S95について！
実勢価格5万円前後で買えるコンデジで画素数は1210万・・・飛びぬけた性能とは言えないが画作りはとても好感が持てます！
画面隅の模写力が若干不安定ですが連写能力等まずまずの仕上がりです！
レンズ交換式の１眼デジタルにボケ味ではかないませんが携帯性や簡単操作で良さを表現できています！
これでボケ味が増強されたらデジタル1眼との差はますます縮まるでしょう！
昨日発表されたS110はS100のに発生したレンズエラーというリコール騒ぎを収束させるための発売とも言われていますが、カメラ界のドンであるキャノンの製品にリコール騒ぎは似合いません！
これからも数段能力を高めたコンデジの発売に期待大です！
キャノン EOS Kiss X2について！
デジタル1眼代表として出るには型遅れ感が高く可愛そうではありましたが、結果はかなり厳しいものになりました！
1220万画素のスペックですが解像感や模写力や発色においてS100やS95相手に手間取りました！
だからこそX6iまで進化させたのだと思いますが、決して安くは無いデジイチを2年に1度買い換えなきゃいけないというのもいかがなものでしょうか？だからこそレンズ交換式で本体だけならそれ程高価ではないという声も聞こえますが、レンズもそれなりに進化しており私が持っている純正品はもうカタログに出ていません！
デジイチは贅沢な嗜好品という感覚はこの様にして生まれたのだと思いますがその通りですネ！
X2は下取りに出そうかな〜！
キャノン EOS Mについて！
流石にキャノンが出したミラーレス一眼だけあって解像感や模写力や発色における完成度は高いです！
特に華美ではない色乗りとタッチパネルによる操作など『これはいける！』というポイントも数多く含まれていました！
小型で軽くコンパクトなミラーレスの携帯性や機動力は今までのデジイチに無い世界を広げてくれるでしょう！
という具合にEOS Mは満足感も高く今後も期待できそうです！
しかし、小型化もこの辺が限界で大きめなEFレンズを取り付けてみると右手のグリップだけでは支えきれず、レンズに添えている左手にも加重が掛かるためズームの操作に戸惑いを感じます！
こうなるとパナソニックが出しているLUMIXの電動ズームレンズをキャノンも出して欲しい気がします！
また、EOS Mの利点もオールマイティーではありません！
レポートという事で下記にウィークポイントを列記しておきます！
��AF速度！
高速の位相差AFと高感度のコントラストAFを統合したハイブリッドCMOS AFを新採用したのですが・・・これがとても早いとは言えない仕上がりです！
M標準のズームレンズやKiss標準のズームレンズを装着している時はまだましなのですが、M標準パンケーキレンズ装着時は状況によりかなり遅く感じます！
したがって動きの早い物には向いていないように感じます！
特に鳥好きの方の鳥の撮影にはAF速度の関係でお勧めしません！
動くものへの対応としては子供の運動会程度までだと考えた方が良いと思います！
�∀⊆眠椎祝膺�
連写速度は4.3コマ/秒と充分な基本性能を有していますが実際にシャッターを切ってみてビックリ！
最初の3枚はカタログ通りの性能なのですが4枚目以降画面隅にBUSYという小さな文字が表示され約半分程度のスピードに落ちてしまいます！
私の設定が間違っているのかと思いキャノンプラザに行って見ましたが返答は『これで正常です！ ミラーレスは連写が得意では無いので現状はこの状態なんです！』との事・・・もっと真剣に調べれば解ったことだったのか・・・発売後2ヶ月ほど経過し口コミ情報が出揃ってから買うべきだったのか、かなりガックリ来るポイントでした！
私の場合鳥はデジスコ2台を駆使しておりデジイチで鳥を撮る事も少なくなったのでショックは少ないのですが残念です！
一時期コンデジの性能評価に連写可能枚数という項目がありましたが、そこについてはノーマークでした・・・トホホ・・・！
上記2点が使い始めて2週間で感じたウィークポイントです！
レポートにあるようにEOS Mの真価が発揮できるグルメレポートにおいて2店舗分のお料理写真が撮れていますので近いうちにアップします！
私が思うEOS Mの総合評価は100点満点中85点！
これが100点に近付くようにキャノンさん頑張って下さいネ！
今回も超長いレポートに最後までお付き合いいただいた方々本当にありがとうございます！
これからも宜しくお願いいいたします！
by千葉の斉藤
みなさんこんにちは、本日は先日予告したデジカメ比較をアップします！
参加カメラは以下の三台です！
�．灰鵐僖�トデジタルカメラ代表
・キャノンPOWERSHOT S100
(1210万画素）
�▲妊献織�1眼レフカメラ代表
・キャノンEOS Kiss X2
(1220万画素・・・ちと古いんですが）
��ミラーレス1眼デジタルカメラ代表
・キャノンEOS M
（1800万画素）
最後の風景写真はひとつ前のコンパクトデジタルカメラであるS95を使用しています！
・キャノンPOWERSHOT S95
(1000万画素）
※私はカメラの評論家でもなければプロのカメラマンでもありませんので今回のレポはあくまでも私見であり間違った表現もあるかも知れませんがご了承ください！
まずは皆さんもよく目にしている当家の庭で同じ場所から取ってみました！
まずは3枚纏めてどうぞ！
一枚ずつ大きくするとこんな感じです！
��POWERSHOT S100 プログラムオート：Ｐモード
（F2.2-1/30-ISO:80)
��EOS Kiss X2 プログラムオート：Ｐモード
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS（F4.5-1/50-ISO:200)
��EOS M プログラムオート：Ｐモード
EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM（F3.5-1/30-ISO:100)
残念ながら写真はリサイズしてありますがなんとなく感覚は伝えられると思います！
画像の縦横比はS100のみ4:6ですがご容赦ください！
７日の朝は薄曇りでコントラスト的には大きな波の無い画になります！
まずは模写力を比較するとEOS Mが何歩かリードしているように感じます！
Kiss X2のピントが甘く感じるのは手ブレかもしれませんが、S100のF2という明るいレンズが良い方向に働いている感じがします！
ホワイトバランスも３台ともAUTOでしたがそれぞれ発色は違います！
肉眼に一番近いのはEOS MでS100は若干オーバーに緑っぽく感じ、Kiss X2は落ち着いた発色で見た目より暗く茶色が強いように感じます！
以前からカメラにお任せでシャッターを切るとS100の方が色乗りが良く見栄えのする画が撮れると思っていましたが、それだけ今のコンデジ（コンパクトデジカメ）の能力が高くなったという事でしょうか？
640（720）×480にリサイズしてしまっているので判り難いのですが木立や葉っぱのエッジもEOS Mがしっかりしていて、次はS100その次がKiss X2という感じです！
デジカメの世界も日進月歩・・・型が古くなったデジイチ（デジタル一眼レフ）はコンデジにも抜かれてしまうという事なのでしょうか？
次はキッチン裏の窓に吊り下げたベコニアのプランターを撮って見ました！
3枚纏めてみるとこちら！
1枚ずつ大きくするとこんな感じ！
��POWERSHOT S100 プログラムオート：Ｐモード
（F2-1/100-ISO:80)
��EOS Kiss X2 プログラムオート：Ｐモード
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS（F4-1/50-ISO:200)
��EOS M プログラムオート：Ｐモード
EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM（F3.5-1/100-ISO:100)
この手の明るい被写体は同じキャノンのカメラという事なのか発色も色乗りも似た画になりました！
Kiss X2を除く2台はオートでもF値（絞り）を最小に設定してきたのにX2だけはF4になりました！
マクロモードも使用していませんがさすが1眼の2台は奥のホースリールや床の格子が上手くボケています！
コンデジの弱点と言われるボケ味はS100でも能力不足だと感じさせます！
ここでKiss X2用に以前買ったマクロレンズをX2とMに装着して同じベコニアを撮って見ました！
レンズはキャノンEF-S60mm F2.8 USMです！
2枚まとめるとこんな感じです！
それぞれ拡大するとこんな感じです！
��EOS Kiss X2 プログラム：ＡＶモード
EF-S60mm F2.8 USM（F2.8-1/200-ISO:200)
��EOS M プログラム：ＡＶモード
EF-S60mm F2.8 USM（F2.8-1/160-ISO:160)
上の二つは同じレンズを装着して撮りましたので大きな違いは出ていません！
Mの方はアダプターを介しているので若干画角が変わっているようです！
また画素数の違いからかX2に比べてMの方が輪郭がはっきりしているのと奥の花のボケもM方が大きいように感じます！
次はEOS Mダブルレンズキットに入っている標準パンケーキレンズを装着して同じベコニアを撮ってみました！
3枚まとめるとこんな感じです！
1枚ずつ拡大するとこんな感じです！
��EOS M プログラム：ＡＶモード
EF-M22mm F2 STM（F2.8-1/125-ISO:100）
特別な設定は何もせずそのまま撮るとF値（絞り）は最小の２ではなく、2.8という設定になりました！
それでもボケ味はなかなか良好でマクロ的撮影にも対応するという最短撮影距離0.15mは結構使えるレンズだと思います！
次はマクロモードを使って撮ってみました！
��EOS M プログラム：マクロモード
EF-M22mm F2 STM（マクロF4-1/50-ISO:100）
こちらもまずまずのボケ味ですが、マクロ設定なのにF値が4という設定にビックリ・・・私のイメージではもっと低い数値で設定されると思っていました！
3枚目は同じ機材でF値を最小にして撮影してみました！
��EOS M プログラム：ＡＶモード
EF-M22mm F2 STM（F2-1/250-ISO:100）
F値を最小の2に設定してみたのですが、ボケ味は良好で輪郭や解像度も綺麗で発色も豊かです！
小型軽量のEOS Mならばポケットやカバンに入れて持ち歩くことも容易で標準レンズも小さいので機動力を発揮する場面も多いのではないでしょうか？
特にEF-M22mm F2 STMのレンズのマクロ的使用能力は高く、旅行先での小物の撮影やレストランでのメニューの撮影等楽しみは尽きません！
さて最後に遠近感のある風景で比較してみましょう！
この週はあまりお天気も良くなく、お天気の良かった火曜日は稲刈り大会だったので比較用写真を撮るチャンスが少なかったんです！
また、今まで比較用に使っていたS100はデジスコ用に使っているため持ち歩くためにはブラケットの脱着が必要なのでひとつ前の型であるS95を使用します！
場所は長野県上田市にある稲倉の棚田を県道から見下ろせるポイントです！
3枚まとめるとこんな感じ！
1枚ずつ拡大するとこんな感じです！
��POWERSHOT S95 プログラムオート：Ｐモード
（F2-1/1600-ISO:80）
他の2台に引けをとらない模写力と解像度と発色・・・こういった風景写真になるとPOWERSHOT S95の基本性能の良さがハッキリ出ます！
いくつかのポイントに分割して見てみましょう！
《右手前暗部》
暗部の中の葉っぱのデティールも良好だし色の濃淡も残っています！
1000万画素のコンパクトデジカメでここまで表現できていれば良好でしょう！
《緑と空の発色》
3機の中で森を一番明るい緑で表現してきたのがS95、そして見た目に一番近い青空を表現してきたのもS95でした！・・・驚きです！
《棚田》
棚田やはさ掛けされた稲の輪郭の表現や模写力はまずまずです！
茶系の色合いも見た目に近いものでとても好感が持てます！
《奥の山》
山の稜線も綺麗に表現されていて奥行き感もあり色乗りも自然です！
《高圧線と鉄柱》
高圧線は少し太目に感じますし輪郭も少し甘い感じ！
鉄柱は思ったより滑らかに表現されていますが画素数の違いが解るポイントになりました！
《右横のオレンジ屋根の建物》
この項目では他の2機種に対して明らかに劣っています！
白い壁にある窓がつぶれてしまい明確には模写できていません！
流石にひとつ前の型で1000万画素ではこれが限界なのか？
前半４つの項目では数世代も型落ちとはいえ、デジイチであるKiss X2より上回る表現力でレポしている私も驚きました！
森や山や草花を見た目より綺麗な緑で仕上げて青空も綺麗・・・この能力のおかげで大きく重いデジイチを持ち歩かなくなってしまったのですが比較して見ると納得できます！
しかし、ウイークポイントもあります！
緑の発色がオーバーなので綺麗に写るけど季節感がマッチしなくなる事があります！
今回の風景写真3枚を見比べるとS95で撮った写真は綺麗なのですが夏の終わり頃の緑の発色です！
稲刈りの季節ですので肉眼ではもう少し秋らしい色合いなんです！
それにしても1000万画素のS95の健闘振りは賞賛に値すると思いますし、もしS100を持ってきていたら1210万画素にアップされた真価を発揮したと思います！
続いてはデジイチです！
��EOS Kiss X2 プログラムオート：Ｐモード
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS（F11-1/250-ISO:200）
風景写真では残念ですがあまり良い結果になりませんでした・・・残念ですがデジカメ界も日進月歩・・・数世代前のデジイチはこんなもんなんでしょうか？
《右手前暗部》
暗部の表現は3機中最も暗く葉っぱのデティールはノッペリした印象です！
1枚1枚の葉っぱのエッジも明確でなく思っていたより表現力が低いので残念です！
《緑と空の発色》
3機中一番暗いイメージで仕上げてきたのがEOS Kiss・・・緑は茶色っぽく季節が進んでしまった感じ・・・尚且つ青空が見た目より暗いタッチで画面に弾みを感じません！
POWERSHOTシリーズのように見た目より明るく綺麗に発色させるのもどうかと思いますが、タッチが暗いのは思い出もトーンダウンしちゃいます！
《棚田》
棚田の枯れた稲の色はより濃く暗い表現になっています！
棚田のあぜ道やはさ掛けされた稲の輪郭も重く立体感に欠けた模写力と感じるでしょう！
レンズプロテクトタイプのフィルターしか装着していないのが原因と言われるかも知れませんが、EOS Mは今のところなにも装着していないので設定に大きな差はないと思います！
《奥の山》
山の稜線はあまりエッジが効いておらず立体感もS95に負けた感じがします！
そのせいか画面全体の奥行き感も足りないように感じます！
これでもしコンデジがS100だったらと考えるとデジイチの買い替え時期が一気に短くなりました！
《高圧線と鉄柱》
高圧線のエッジは思ったより滑らかですがアップで見ると輪郭が甘くS95と同等レベルの太さで表現されています！
鉄柱の筋交いはS95より表現が甘いようです！
《右横のオレンジ屋根の建物》
この項目ではS95より解像度が高く窓枠が数えられそうです！
しかし、EOS Mに比べるとその模写力は劣って感じられ、時代を感じるポイントとなりました！
デジイチを持っているのにカミサンはあまり使ってくれず、私も徐々に持ち歩かなくなり今ではコンデジ中心のカメラライフになったのがうなずける結果だと言えるかも知れません！
最後はEOS Mの出番です！
��EOS M プログラムオート：Ｐモード
EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM（F9-1/320-IOS:100）
全般的に良好な結果が出たのがEOS M・・・最新作だからというのもあるとは思いますが、その素直な画作りやナチュラルな発色はとても好感がもてました！
《右手前暗部》
暗部の表現は中間的な色合いで葉っぱのデティールは一番クッキリとしたものです！
1枚1枚の葉っぱのエッジは一番明確で画素数に余裕があることや新しいセンサーの能力が充分発揮されています！
《緑と空の発色》
明るさは3機中中間的で緑の発色が見た目に一番近い仕上がりでした！
青空がS95より明るく青く表現されていましたが見た目に一番近いのはS95です！
確かに若干オーバーな表現になっていますが気になるレベルではないので良好だと言えます！
《棚田》
棚田のあぜ道やはさ掛けされた稲は輪郭が明確良好な画作りだと言えます！
ある程度距離のある棚田はとかくノッペリとした印象になりがちですが、3機中唯一立体感が出ています！
フィルターも着けていないのですがこの発色は好感が持てます！
《奥の山》
山の稜線はエッジが効いており奥行き感も出ています！
特筆すべきは白い雲も立体感を持った模写が出来ており技術の進歩を確信するポイントになりました！
《高圧線と鉄柱》
高圧線は細目に表現されており、アップにするとエッジの効いた模写で画素数とセンサーの能力が充分発揮されていると感じました！
《右横のオレンジ屋根の建物》
EOS Mだけが大きな窓と縦長のハメ殺し窓の差を感じられリサイズしたデータでも拡大すると窓の数が数えられます！
さて今回のレポートの私的結論ですが以下の通りです！
キャノン POWER SHOT S100＆S95について！
実勢価格5万円前後で買えるコンデジで画素数は1210万・・・飛びぬけた性能とは言えないが画作りはとても好感が持てます！
画面隅の模写力が若干不安定ですが連写能力等まずまずの仕上がりです！
レンズ交換式の１眼デジタルにボケ味ではかないませんが携帯性や簡単操作で良さを表現できています！
これでボケ味が増強されたらデジタル1眼との差はますます縮まるでしょう！
昨日発表されたS110はS100のに発生したレンズエラーというリコール騒ぎを収束させるための発売とも言われていますが、カメラ界のドンであるキャノンの製品にリコール騒ぎは似合いません！
これからも数段能力を高めたコンデジの発売に期待大です！
キャノン EOS Kiss X2について！
デジタル1眼代表として出るには型遅れ感が高く可愛そうではありましたが、結果はかなり厳しいものになりました！
1220万画素のスペックですが解像感や模写力や発色においてS100やS95相手に手間取りました！
だからこそX6iまで進化させたのだと思いますが、決して安くは無いデジイチを2年に1度買い換えなきゃいけないというのもいかがなものでしょうか？だからこそレンズ交換式で本体だけならそれ程高価ではないという声も聞こえますが、レンズもそれなりに進化しており私が持っている純正品はもうカタログに出ていません！
デジイチは贅沢な嗜好品という感覚はこの様にして生まれたのだと思いますがその通りですネ！
X2は下取りに出そうかな〜！
キャノン EOS Mについて！
流石にキャノンが出したミラーレス一眼だけあって解像感や模写力や発色における完成度は高いです！
特に華美ではない色乗りとタッチパネルによる操作など『これはいける！』というポイントも数多く含まれていました！
小型で軽くコンパクトなミラーレスの携帯性や機動力は今までのデジイチに無い世界を広げてくれるでしょう！
という具合にEOS Mは満足感も高く今後も期待できそうです！
しかし、小型化もこの辺が限界で大きめなEFレンズを取り付けてみると右手のグリップだけでは支えきれず、レンズに添えている左手にも加重が掛かるためズームの操作に戸惑いを感じます！
こうなるとパナソニックが出しているLUMIXの電動ズームレンズをキャノンも出して欲しい気がします！
また、EOS Mの利点もオールマイティーではありません！
レポートという事で下記にウィークポイントを列記しておきます！
��AF速度！
高速の位相差AFと高感度のコントラストAFを統合したハイブリッドCMOS AFを新採用したのですが・・・これがとても早いとは言えない仕上がりです！
M標準のズームレンズやKiss標準のズームレンズを装着している時はまだましなのですが、M標準パンケーキレンズ装着時は状況によりかなり遅く感じます！
したがって動きの早い物には向いていないように感じます！
特に鳥好きの方の鳥の撮影にはAF速度の関係でお勧めしません！
動くものへの対応としては子供の運動会程度までだと考えた方が良いと思います！
�∀⊆眠椎祝膺�
連写速度は4.3コマ/秒と充分な基本性能を有していますが実際にシャッターを切ってみてビックリ！
最初の3枚はカタログ通りの性能なのですが4枚目以降画面隅にBUSYという小さな文字が表示され約半分程度のスピードに落ちてしまいます！
私の設定が間違っているのかと思いキャノンプラザに行って見ましたが返答は『これで正常です！ ミラーレスは連写が得意では無いので現状はこの状態なんです！』との事・・・もっと真剣に調べれば解ったことだったのか・・・発売後2ヶ月ほど経過し口コミ情報が出揃ってから買うべきだったのか、かなりガックリ来るポイントでした！
私の場合鳥はデジスコ2台を駆使しておりデジイチで鳥を撮る事も少なくなったのでショックは少ないのですが残念です！
一時期コンデジの性能評価に連写可能枚数という項目がありましたが、そこについてはノーマークでした・・・トホホ・・・！
上記2点が使い始めて2週間で感じたウィークポイントです！
レポートにあるようにEOS Mの真価が発揮できるグルメレポートにおいて2店舗分のお料理写真が撮れていますので近いうちにアップします！
私が思うEOS Mの総合評価は100点満点中85点！
これが100点に近付くようにキャノンさん頑張って下さいネ！
今回も超長いレポートに最後までお付き合いいただいた方々本当にありがとうございます！
これからも宜しくお願いいいたします！
by千葉の斉藤
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