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2012年10月13日20:45

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ドキュメント1008〜ラストゲーム〜最後の勇姿編

琢朗のセレモニーに引き続き…藤井の1000奪三振のセレモニーが有り、、(おめでとうるんるん

さぁ、いよいよ試合開始☆いきなり最初の山場がやってくる。

「1番ショート石井琢朗!」
以前は当たり前だったアナウンスに、涙が零れそうになる涙

ベイスターズの先発投手は小杉。
正直、“こんな大切なゲームで何で小杉が先発…"とか“番長!志願登板してくれよ!!"とか思ってたのは事実です(^_^;)

でも、この日の小杉は良かった!
場内スタンディングオベーション状態でタクローコール一色の中、物怖じせずに投げてたと思う。

インローのボールを鋭く振り抜いた琢朗の打球は、いい角度で上がるもライトフライ。
小杉は1回をまずは無難に抑える。

2回表、何でもないセカンドゴロを渡辺直人がはじいてしまう。
ショートを守ってる時の直人は、あんなに頼もしいのになぁ…とか思ってると、後方の客から、
「だーかーらー!ショート(内村)とセカンド入れ替えろって言ってるだろ!ぎゃーーーく(逆)!!」と、すかさず野次が飛ぶあせあせ(飛び散る汗)
代弁してくれて、ありがとう(笑)。

そんな中、隣の席のお姉さんは、ランナーが出て盛り上がる三塁側の赤と白に染まるスタンドを見ながら、「なんかカニカマみたいだねー」とか言ってました(笑)。

こういう、他の観客の声援や野次その他の発言を楽しむのも、野球観戦の楽しみの1つですよねぇ(^^)

さて、琢朗の第2打席は3回表、小刻み(過ぎる)な継投に出たベイスターズの2番手、ルーキーの伊藤から、しっかり四球を選ぶ。

最後の試合でも、チームの勝利のために冷静にボールを選ぶのが、いかにも琢朗らしいほっとした顔
でも、琢朗のヒットが見たい観客からは激しい非難の声( ̄〜 ̄;)
ベイスターズFanの皆〜あせあせ(飛び散る汗)投げてるのはウチの期待のルーキーだってばよ(T_T)

0-0が続く中、4回表ベイスターズのマウンドには佐藤祥万…これが実にいいピッチングだったぴかぴか(新しい)

5回表に連打で1アウト1塁2塁のピンチを招き、この日の主役石井琢朗を迎えるが、しっかりとピッチャーゴロに打ち取り(ちょっとお手玉しましたがあせあせ(飛び散る汗))、
安部をズバッと三振に切って取ってみせた。

ピンチでも動じない攻めのピッチングが気持ちいいぴかぴか(新しい)ホークスの森福みたいになってほしいなぁ。。
バントも上手かったし、来年に大いに期待^^

試合は5回裏にカープのエース前田健太から内村のタイムリーで先制するも、
6回表菊地が廣瀬に打たれて、1-2と逆転を許す(>_<)

そして迎えた7回表…
ベイスターズのマウンドは、今シーズン崩壊寸前の横浜ブルペンを何度も救ってきてくれた藤江。
無死2塁のピンチで打席には、4打席目の琢朗。

もしかして、これで最後の打席になるかも知れない…観客も、琢朗本人も、皆が恐らくそれを感じていた。
タクローコールを声を振り絞って叫び続けるカープFan。
応援歌を力いっぱい熱唱するベイスターズFan。

打席に入る時から、目に涙を浮かべる琢朗。
途中、涙が溢れてきて打席を外す。

それを見て、球場全体から物凄い音量の声援が贈られる。

そんな雰囲気に呑まれたのか、藤江はコントロールが全く定まらず、何とストレートの四球あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

球場が溜め息に包まれるダッシュ(走り出す様)
これで終わってしまうのか!?
偉大な打者石井琢朗の24年間のラストがこれでいいのか!?

そんなモヤモヤした気持ちの中、全くいつもの気迫もキレも感じない絶不調の藤江が大量失点…
試合を壊してしまうあせあせ(飛び散る汗)

藤江…登板過多が原因かなぁ。心配だ(-_-;)

だが、藤江の大乱調が、思わぬ展開を生む。

8回表…もう一度琢朗に打順が回ってきたのです。

一方的な試合展開のため、ほぼ間違いなく延長戦にはならない。
正真正銘、これが最後の打席。

琢朗がゆっくりと、プロ野球生活9967打席目のバッターボックスに足を踏み入れた。

一斉に立ち上がる両スタンド。

再び沸き起こる地鳴りのようなカープFanの大タクローコール。
あの98年を思い出すかのような大音量で歌われる、ベイスターズFanの応援歌。

球場全体が石井琢朗一色に染まり、間違いなく全ての観客の心が1つになった。

感極まった様子の琢朗のバットがボールを捉える。
沸き上がる歓声と悲鳴。

かつての盗塁王の最後の打球は、ベイスターズのNewスピードスター荒波翔のグラブの中に収まった。

一瞬の静寂の後、球場を震わすような大拍手が沸き起こる。
琢朗がベンチに下がっても尚、拍手が鳴り止まなかった。

あの雰囲気に呑まれずに、しっかり抑えた田中健二朗も立派だったと思う^^

そして試合終了。
結局1-8でカープの圧勝。

カープナインがシーズン最終戦の勝利を喜び合い、ベンチに下がっていった…。

と、その時三塁側ベンチから誰か飛び出してきた。
琢朗だexclamationexclamationexclamationexclamation
大歓声とタクローコールが起こる。
琢朗は、“ある場所"を真っ直ぐ見据えながら、一目散にその場所に駆けて行った。

20年間、自分に最もアツい声援をくれ、時には愛のある野次も飛んできた場所。
ベイスターズFanの聖地、横浜スタジアムのライトスタンドだ!!

ライトスタンドに陣取る応援団に向かって深々と頭を下げる琢朗…もう俺も涙が溢れてきて止まらない涙

広島応援団、横浜応援団が交互に琢朗の応援歌を演奏する。

るんるん駆け抜けるスタジアム 君の勇姿 明日の星を掴めよ 石井その手でるんるん
かっ飛ばせ!タ・ク・ローexclamationexclamation

観客全員での大合唱に応えるように、琢朗はまた走り出した。
今度はカープFanの前に行き、深々と礼。

ますますボリュームが大きくなる応援歌の大合唱。

グラウンド内を一周した後、琢朗は泣き顔でベンチに下がっていきました…。

それでも止まない大歓声。
ベイスターズFanは勿論、カープFanにも琢朗はホントに愛されてたんだなぁ…と実感しました涙

琢朗のスタンスは、ユニフォームが青から赤に変わっても、何一つ変わらない。
誰よりも早く、誰も居ないグラウンドに現れ、黙々と走る。

24年間、ホエールズ→ベイスターズ→カープと弱小球団に居続けた、努力の天才。


琢朗さん。あの日、胸がいっぱいで、名前を叫び続け、応援歌を歌い続けるだけしか出来なかったので、
あの時言えなかった言葉を言わせてください。

ありがとう。
プロ野球選手を目指してくれて、ありがとう。
ホエールズに入団してくれて、ありがとう。
努力の大切さを教えてくれて、ありがとう。
夢をありがとう。

大好きです。
本当に本当にありがとうございました。

お疲れ様でした。

いつか青いユニフォームの琢朗さんが別の立場でハマスタに帰ってきてくださる日を、楽しみに待っていたいと思います^^


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