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2012年09月24日17:36

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無関心という虐待

■4歳女児衰弱死、母親は准看護師の資格
(読売新聞 - 09月24日 09:57)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2164098&media_id=20

母親が准看護婦だったから、というのは、父親の言い訳であり、責任転嫁だ。
実際の子育てに、准看護婦の資格など何の関係もない。

母親にしても、准看護婦の資格があったから、何だというのだ。
我が子が目の前で衰弱していく姿を見て、病院に連れていかなかったのを、医学の知識の有無とするなら、あまりにも世の中の子育てを頑張っておられるお父さん、お母さんをバカにしている。

我が子が様子がおかしかったり、熱を出していたり、ケガをしたら、例えそれが夜中で、次の日が仕事であっても、取り敢えずは夜間診療所にすぐ連れていくものだ。
実際、僕も3歳と1歳の息子がいるが、今年に入ってからでも、何回も近くの夜間診療所にお世話になった。

こんなことに医学の知識なんて関係ない。
普通に毎日の子供の様子を見ていれば、わかることだ。

要は、この父親も母親には、亡くなった女の子に対する関心があまりにも無さ過ぎるのだ。
我が娘が衰弱し、立てなくなった姿を見て、この両親は何も思わなかったのだろうか。
これが、まさしくネグレクトというものなんだろう。

僕は、虐待の中でもネグレクトは、ある意味一番酷い虐待ではないかと思っている。
何故なら、一番親の愛情が必要なこの時期に、お父さん、お母さんの愛情を貰えないばかりか、関心すら持ってもらえない。
もっと言えば、自分の存在すら無視されているのだ。
こんな残酷なことがあるだろうか。

僕も本当は、こんなに偉そうなことは言えない。
自営業という仕事柄、平日の子育ては殆ど嫁に任せっぱなしにしているからだ。
ただ僕にとって幸福なのは、嫁が2人の息子の母親として本当に献身的に子育てをしてくれること。
そして、僕の仕事を理解してくれ、息子たちに僕の父親としての威厳を教えてくれていることだ。

これについては、僕は本当に嫁にいつも感謝している。
感謝と同時に息子たちの日常への関心や嫁の子育ての中での悩みは、お互いで情報を共有し、話し合うようにしている。

そして、日曜日。
日曜日は、嫁が仕事で、僕が息子たち2人の面倒を見る日だ。
この日曜日の息子たちとの触れ合いの時間は、僕にとってはとても貴重な時間で、僕が息子たちの父親として実感する日だ。

だが昨日は、疲れていた。
お昼に2人の息子、はるちゃんとみのりくんと一緒に買い物に行った後、2人に昼御飯にチャーハンを作った。
そして、昼食後、3歳のはるちゃんが遊ぼうと言ってきた。

だが、少し疲労がピークにきていた僕は、

「ごめんな、はるちゃん。パパな、ちょっとしんどいわ。悪いけど30分だけ寝させてくれるかな。」

と言ったら、はるちゃんはちょっと不満気にウンと言ってくれた。

実はそれからの記憶がない。
どうやら僕は、知らない内に寝てしまっていた。
気が付くと、約束の30分はおろか1時間が経っていた。
僕は、慌てて起き上がると、僕の身体の上にはタオルケットが掛けてあった。
はるちゃんが掛けてくれたのだろう。

そして、どこかから、はるちゃんとみのりくんの声。
声は、ウッドデッキの向こうから聞こえてくる。
僕がはるちゃんを呼ぶと、2人はウッドデッキから部屋に入ってきた。

「はるちゃんな、パパが寝てたから、みのりくんと一緒にお庭で、花のタネを植えててん。」

どうやら、はるちゃんは僕がしんどいと言って寝てしまったのを見て、みのりくんの面倒を見てくれていたのだ。
しかも、僕を起こさないように、庭に出て種を植えて遊んでいたらしい。

こんなダメなパパを、はるちゃんは心配してくれる。
それが本当に嬉しかった。

僕にとって、子育てというのは教えられることの連続だ。
決して僕は、世のお父さんと比べると、立派なお父さんではない。
でも、2人の息子たちと嫁、この家族を愛している。
この気持ちがある限り、子供に対して無関心になることはない。

そして、3歳でありながら、僕の体調の変化に気付き労ってくれる息子を誇りに思う。
相手を気遣う気持ちがあれば、医学の知識なんて関係ない。
要は、どれだけ家族を愛しているか。
これに尽きると思う。
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