はたして朝型人間は幸せなのか？

「朝型人間」は「夜型」より幸せ？
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僕が仕事でお世話になっている患者さんで、いつも朝9時に治療に来られる患者さんがいる。

僕がその患者さんに、

「おはようございます。」

と挨拶すると、その方は必ず、

「こんにちは。」

と挨拶される。

なんで、"こんにちは。"なんだろう、といつも不思議に思っていたのだが、最近その理由が判った。

その患者さんは、毎日夜6時に寝て、朝3時に起きるらしいのだ。
だからその患者さんにとって朝9時は、"こんにちは。"の時間帯なのだ。

これが朝型人間というものなんだろう。


僕は、もともと夜型人間で10代から20代の頃は、夜中の3時くらいまで起きていても平気だったし、徹夜なんかザラだった。
それでも、朝はいつも通り学校や仕事に行っていたし、それでも平気だった。

特に大学の時なんかは、コンビニの夜中のバイトをして、そのまま大学に行ったりしていた。
思えば、これが若さなんだろう。

それが30歳を超えて、この歳になってくると、めっきり夜が弱くなった。
特に結婚して、子供ができてからは特にだ。
日曜日なんか、夜9時に2人の息子を寝かしつけようとして、そのまま一緒に朝まで寝てしまうことがよくある。

嫁に言わせると、僕のほうが息子たちより先に寝ていて、息子たちに寝かしつけられているように見えるらしい。

まあ、夜が弱くなっということもあるだろうが、もう一つは、2人の息子が目覚めが早く、それだけでなく2人で僕を起こすので、早く寝ておかないと、こっちの体力が保たないのだ。

3歳の息子、はるちゃんと1歳の息子、みのりくんは、最近特に朝が早い。
だいたい5時半くらいに起きる。
まず、みのりくんが起き、はるちゃんを起こす。そして、2人で僕を起こすのだ。

僕の目覚ましは、6時15分にセットしてある。
だから、この時間に起こされるのは、本当にイヤだ。
しかも起こし方がヒドイ。
みのりくんが先ず僕のお腹に向かってボディアタックし、はるちゃんが得意の石頭で頭突きをしてくる。

はっきり言って、これで平気で寝ていられる人はいないだろう。
そのまま僕らは嫁を残して、階下に降りていく。
3人で朝ご飯を食べるのだ。

だから、僕はこのところ朝型人間と言えるだろう。
でも、朝型人間が幸せだと思ったことは一度もない。
隣でスヤスヤ幸せそうに寝ている嫁を羨ましいと思ったことは、何度もあるが。