mixiユーザー(id:23621043)

2012年09月18日22:55

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やっぱり嘘ついてたな

※この日記は、以前書いた『北海道の冬の電力需給について』と合わせてお読みください。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1869724385&owner_id=23621043

今日は暑かったですねふらふら
北電によると今日の電力需要ピークは486.5万kwで、今夏のピーク463万kw(8月22日)を大きく上回ったそうです。

しかし本日の供給力は532万kwで、予備率は9.4%でした。融通16万kwを差し引いても供給力は516万kwで、予備率6.1%ですから、安定供給には支障ない数字でした。
http://megalodon.jp/2012-0918-2137-28/denkiyoho.hepco.co.jp/forecast.html

ここでひとつ疑問が生じます。

北電は今年4月に出した今夏の需給見通しで、原発無しでは夏場の供給力は485万kw、9月も490万kwしかないと言っていました。
http://megalodon.jp/2012-0918-2140-48/www.hepco.co.jp/info/2012/1188294_1474.html

ところが、今日は原発無し・融通も無しで516万kwもの供給力。実に26万kwも多くなっています。

どういうことでしょう?

実はでんき予報のページには、「本日の予報 ピーク時供給力の内訳」という項目があって、リンクをたどると供給力の内訳が見られます。
http://megalodon.jp/2012-0918-2138-39/denkiyoho.hepco.co.jp/peak_uchiwake_today.html

そこを見ると本日の供給力は、

水力     64.7万kw
揚水     30.0万kw
火力     338.8万kw
地熱・太陽光  2.0万kw
他社受電  96.9万kw

合計     532.4万kw

とのことです。ここから融通の16万kwを差し引いて、北電が原発も融通も無しで供給できるのは516.4万kwとなります。

一方、4月に出した需給見通しはこうです。

水力      69万kw
火力      344万kw
地熱  1万kw
他社受電   76万kw
(融通無し)
合計     490万kw

もう分かりますね。
北電が言っていた数字には、揚水30万kw分が全く入っていなかった、のです(小出裕章さん風に)

北電は今冬の需給見通しにおいて、過去最大需要579万kwに対し、供給力は588.4万kw、予備率1.6%しかないと言っていますが、もし揚水30万kwを入れていないとしたら、実際の供給力は618.4万kwで、予備率は6.8%になり、安定供給には十分な水準になります。

ますます北電の言い分が疑わしくなってきたと思います。
いつまでも嘘をついてないで、本当の供給力を言えexclamation ×2
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