9/29(土)俳句会募集

9/29(土)俳句会開きます。

興味少しでもある方、一度ご参加下さい。
空想を遊ばせ→イメージ固め→定着、一息の言葉遊びです。

俳句はアイロニーである。
「海辺のカフカ」大島さんが言い放ちます。
「アイロニーが人を深め大きくする。」

●参加者は渋谷駅モヤイ像前12:45集合。
(会場をご存知の方は、直接会場に13:00いらして下さい)
●参加費:￥500(投句含む)

【兼題】
○葛の花(くずのはな)
○秋刀魚(さんま)・さいら・初さんま
○野分(のわき)・野分立つ・野分中・野分後・夕野分・野分雲・野分晴　

※3〜7句詠んで いらして下さい。

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12.8/25（土）事務所にて 13:20〜15:40
【兼題】
○新豆腐
○生身魂（いきみだま）・生盆（いきぼん）
○鳳仙花（ほうせんか）・つまくれない・つまべに

この味が十五に分かるか新豆腐
戦争の話ばかりの生身魂
半分は妖怪だろう生身魂
失ったものばかりなり生身魂
新豆腐ラッパの音も高くなる
新豆腐父の帰宅を待つ家族
膳の中ほとんど残す生身魂　　　　ちくわ

生盆や観るもの真珠の耳飾り
新豆腐やがて西日の和らいで（傾ける）
朝まだきつまくれなゐに露置けり
ビートルズ聴く夕間暮れ新豆腐
読みさしの本置きて見る鳳仙花
書きかけの手紙の脇に鳳仙花
ほろほろと笑ふ人をり生身魂　　ヨッシー

鳳仙花弾けぬようにそっと触れ
気持ちまで新しくなる新豆腐
新豆腐味より季節感じけり
透き通る白さ美し新豆腐
清流の味がするなり新豆腐
妖精の落とし物なる鳳仙花
生身魂歳問われれば四捨五入
来た孫ら追い立てるなり生身魂　　　　橙

新豆腐今日のチャルメラ小気味良く
酒のつま名前に惹かれて新豆腐
生身魂されど家督はまだやれぬ
生身魂伸びゆく孫といつまでも
鳳仙花涼風(すずかぜ)教ゆ使いなり
鳳仙花弾ける種を待つ子ども　　　 f検定

初盆に母を感じた風が吹く
気になりてでも触れられぬ鳳仙花
豆腐屋のラッパ高らか新豆腐
初盆と聞けど直ちに頷けぬ
茗荷載せ夏を残した新豆腐　　　　　理人

乳飲み子の柔き肌なり新豆腐
朝帰り身を清めたる新豆腐
生盆や達者な口に苦笑い
老いてなほ追っかけ楽し生身魂
鳳仙花弾けて飛んで涙散る
おかっぱにつまくれなゐのおませさん
爪紅やあどけなき子の妖しさよ　　　玉箒

新豆腐隠れた膳の名子役
新豆腐ピリ辛麻婆で腕試し
母が逝き初の新盆忙（せわ）しくて
鳳仙花墓前に捧ぐ母の顔
ジム通い今も元気な生身魂　　　ノリダー

新豆腐作りたてしを差し出され
生き身魂「足手まとひ」とのたまへる
弟の遺品を守(も)る姉生身魂 （無言館）
つまくれなゐ先師おしゃれに老い知らず
鳳仙花寄ると触れると種はじけ
藤村ものれんくぐりし新豆腐　　霧海先生

様々な止まり木なりぬ生御魂
乾杯に二拍遅れて生御魂
生御魂すべて見透かす眼(まなこ)あり
自転車で風切りてくる生御魂
生御魂虫とまり来て飛んでゆく
生御魂山ずんずんと登りゆき
鶏の喉元垂れて鳳仙花
葡萄酒を零して染まり鳳仙花
水張りて木桶(きおけ)に浸す新豆腐
出汁いらず甘味に遊ぶ新豆腐
キンキンに冷やした皿に新豆腐
新品のMONOの消しゴム新豆腐
黄泉路から片手で掬う新豆腐　　サンダル