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2012年09月11日18:04

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パン君が志村どうぶつ園から消える意味

志村けんがパンくん想い胸中「放送しなくても会いに行きます」。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2149900&media_id=84

このニュースを読む前に、mixiの別のニュースにある、チンパンジーについてのコラムを読んだ。

そのコラムによると、チンパンジーは5歳を過ぎると凶暴化し、海外ではチンパンジーに襲われて、大ケガをすることはよくあるらしいのだ。
そのため、日本動物水族館協会は、動物園と テレビ局に対して、ショーとパン君の番組出演を止めるよう要請していたのだというのだ。

そして、再三の要請にも拘わらず、動物園は協会を退会する。
これは、協会としてみれば、動物園側が再三の忠告を無視したわけだから、こういう事態が起こったとしても、協会として一切関知しないというところだろう。

そして、動物園としてもテレビ局としても、あってはならないことが起こってしまった。

実は、僕の息子2人も、土曜の夜は、「志村どうぶつ園」を楽しみに観ているらしい。
残念ながら僕は、土曜は夜遅くまで仕事なので、この時間帯は観ることはできないのだが。
おそらく、僕の息子くらいの子供さんを持つ家庭で、この番組を楽しみに観ているという方は多いのではないのだろうか。

嫁に聞くと、この番組では、チンパンジーに限らず、いろんな動物とタレント達が、いわば人と動物の触れ合いを通して、動物を手なづけていく。
その触れ合いの感動をドキュメンタリーとして、テレビの前の視聴者に見せる。
そういうドキュメンタリーショーらしい。

だが、本当に人と動物の触れ合いをドキュメンタリーとして伝えるならば、パン君のことも、番組内できちんと伝えるべきだ。
特に、パン君は、協会が心配する5歳を越えても、パン君なら大丈夫と動物園もテレビ局も判断して、ここまで出演させ、演技させてきたわけだろう。
だが、動物には、人にはどうすることもできない一面を持っていて、それをわかったつもりで、どうこうできるというのは、人間のエゴであり、それが動物というものだということを番組は伝えるべきだ。

それを、こういった事故があったからと、パン君の出演部分をバッサリ編集で切ったり、パン君のことをなかったかのように放送するとしたら、それは。あまりにパン君が可哀想ではないだろうか。

僕は、今回の事故に、パン君は非がないと思っている。
チンパンジーが5歳を越えると凶暴化する、というのは、チンパンジーの動物としての習性で、僕たち人間は、その習性を理解した上で、付き合っていかなければならないのだ。
非があるとするなら、その習性を知っていて、協会から指導を受けていて、無視し続けてきた、動物園でありテレビ局である。

それを放送の中でなかったことにするのは、パン君に今回の事故の責任をすべて押し付けることにならないだろうか。

僕の3歳の息子、はるちゃんはこの番組を真剣に観ている。
だから、この土曜日、「志村どうぶつ園」が始まって、そこにパン君がいなかったら、すぐに気付くだろう。
そして、僕や嫁にこう訊ねるだろう。

「何故、パン君はいなくなっちゃったの?」
と。

もし、その質問をはるちゃんが僕に訊いてきたとしたら。

僕は、今回の事故の一部始終をチンパンジーの習性も含めて、僕の知ってることをすべて話そうと思う。
これは、はるちゃんが動物のことを知る上で、とても大切なことだから。
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