■「児童手当を5割増」民主党マニフェスト素案
(読売新聞 - 09月06日 09:17)
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民主党の体質は、この3年余りの政権担当の反省を踏まえても、何一つ変わらないのか。
いや、もともと反省なんてしていないのかもしれない。
民主党は、この3年で一体何をしたのだろう。
掲げたマニフェストは、何一つ守ることができず、遂行したのは、マニフェストとは真逆の消費税増税。
前回の選挙は、民主党が圧勝し、長く続いた自民党政権から民主党政権に政権交代が起こった。
選んだのは国民だ。
だから、こうなったのは、民主党に投票した国民にも責任がある。
そういう人もいる。
だが、選挙は人気投票ではない。
それぞれの政党や候補者は、当選した暁には、こうした政策を行うという約束を有権者にする。
それが選挙における、公約、マニフェストだ。
僕は、有権者の多くはこのマニフェストを投票する時の判断材料にしておられると思っている。
そのマニフェストに嘘が書かれていたらどうだろう。
こう言うと、民主党の方々は、怒るかもしれない。
だが、マニフェストを掲げて政権交代し、政権担当していながら、マニフェストを何一つ守れず、守れないとわかっていて解散することなく、マニフェストと真逆の法案を可決する。
これは、民主党に投票した国民からすれば、裏切りだ。
公約を国民に対する契約だとすれば、詐欺行為だ。
マニフェストに嘘が書かれていたと言われても仕方ない。
なのに、なんの総括や反省もせずに、このようなマニフェストを折り込もうとする。
守れなかったマニフェストのほとんどが、こうしたバラマキであったのを民主党は、忘れたのか。
細野さんを次期党首に戴こうとする動きも、野田さんよりイメージが良く、選挙に勝算が出ると考えている議員がいるのだろう。
そして、このバラマキも、子育て世代への選挙のエサだ。
民主党は、結局のところ選挙を人気投票と勘違いしているのだろう。
この素案が次期選挙のマニフェストの一つになるなら、民主党は、国民をバカにしている。
だが、詐欺師とわかっていて、その相手の詐欺行為に何度もひっかかるほど、国民はバカではないはずだ。
民主党は、マニフェストを掲げる前に、マニフェストを守るという公約をマニフェストの一文に加えるべきだ。
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