本当『無知』ってある意味『最強』。

　実は１週間前に「つぶやき」した「ペッパーランチ」であったある「事件」・・・いやまあ「事件」なんて仰々しいものじゃないけどね。
何か忙しくてアップするのを忘れてたので本日遅まきながらアップして見ました。
肉の魔力に負けて香ばしい匂い漂うお店に引き込まれてしまったことは先日「つぶやき」した通り。

「ガーリックカットステーキ　３００ｇ」。
まあこんな安肉程度で満足出来ちゃう自分の無節操さが些か情けない感はありますがそこそこ美味しいんだよこれが。
まあそんな自虐ネタは置いといて、そんな安肉を堪能している時にそれは起こりました。
場所はフードコーナー、まあ通常の独立店舗内なら騒がしい輩には問答無用で怒りますがこんな場所では例え隣が五月蝿かろうと怒る程には狭量ではありません。
横のテーブルに頭の軽そうな２人組がやって来てなにやら大声で話し始めました。
別に興味がある訳じゃ無いけど流石に隣のテーブルじゃ聞きたくなくても勝手に耳に入って来るので・・・。
何やら話しの内容はステーキ皿の「油飛び防止用囲い」に印刷されている内容に付いての様。

片方の奴曰く・・・「世界何カ国に出店って書いてあるけど水増ししてんじゃねえよ！」
別方の奴曰く・・・「何が？」
片方の奴曰く・・・「だって『中国』、『台湾』って書いてあるけど『台湾』なんて国無いべ？」
別方の奴曰く・・・「どう言う事？」
片方の奴曰く・・・「『台湾』なんて１０年位前に『中国』に統合されたし、元々国じゃ無いべ？」
別方の奴曰く・・・「そうなの？」
片方の奴曰く・・・「当たり前じゃん、こんなの常識だべ。しかし恥ずかしげも無くこんな印刷物良く使ってるもんだなあ！」
別方の奴曰く・・・「すげー博識じゃん、尊敬しちゃうぜ！！！」

　この遣り取りを可也の大声で展開してる訳。
そうすると可也の広範囲に聞こえる訳だわねえ。
勿論一瞬で凍り付く自分。
遠いテーブルではそれまで姦しいおしゃべりをしてた女子高生達がひそひそ話しに変わって冷ややかな目で見ている。
そして斜め向かいのテーブルではアベックのお姉ちゃんがソフトドリンクを吹き出して相方さんに掛けてしまう惨劇も・・・。
しかし当人達はそんな周りの状況は一切目にも入らない様で喰い終わるとそのまま大声で去って行った。
ふとアベックの相方さんと目が合って一言・・・「いやー『無知』ってある意味『最強』ですね。」・・・とお互いに苦笑い。






































　あの頭の軽そうな２人組に対して深読みしてみよう・・・。

　実はとても優秀な会話だったのかもしれない。
中華人民共和国と中華民国との成り立ちから現在に至る関係を論破して事実上の独立国であっても国連による正式承認された独立国で無いと言う意味合いでの発言かもしれない・・・。

　いや、実は我々とは違う次元から来た人間で、それが何かの偶然で此方の次元に迷い込んだいたのかもしれない。
そうだ、きっとその次元では毛沢東率いる中華人民共和国が蒋介石率いた国民党軍を’４５の時点で一掃してしまい中華民国は『台湾』に渡ることは無かったのかもしれない・・・。

いやいや、実は大陸の「優秀」な便衣兵・・・つまりエリート工作員なのかもしれない。
街中の一般人に『台湾』って国はこの世の中に無いってひたすら吹聴して回って一般人に偽情報を信じ込ませて『台湾』併合の時の周辺国の反発を無くそうと日夜活動してるのかもしれない・・・。

　ってそんな訳あるかい！
彼らが話題に上らせていたのは正解は勿論明らかに『香港』か『マカオ』の事・・・多分『香港』だろう。
俄か知識をひけらかせて大恥をかいてるのに自分は全く気が付いて無いってパターンね。
『中国』がどんなに否定しようとも、又中国の顔を伺って独立国としての正式批准は出来ないでいても事実上多くの国が『台湾』を独立国並に扱ってる訳だから。
本当に『無知』ってある意味『最強』。