昨日から再び三重県に戻っております。
病院のエレベーターにて。
姪っ子と私の会話。
「え?!たかピーってピーマン食べられやんの???」
「食べられるよ(キッパリ)。
食べられるけど、上野平の方のおじいちゃんからの遺言でな、
ピーマンだけは食べたらあかんって言われとるんさぁ。」
「でもうちのお母さんはピーマン食べとるに。」
「ちゃうんさ、長女はええんさ。
上野平家の次女だけは食べたらあかんっていう遺言なんさ。
たかピーは、ほんまはピーマン食べたいんやけど…」
と、ふいに、一緒に乗っていた、点滴台を携えた入院患者とおぼしき女性が
「ぷぷーっ」と、笑う。
「あ、すいません、笑っちゃいけない、笑っちゃいけない、と、思っていたんですけど…すいません…」
「あ、いえいえ
」
点滴台の女性は肩を震わせながら先に降りていった。
「笑われてしもたやんか〜」と、姪。
「あほやなぁ、面白いことがあったら誰かに話したくなるやろぉ?
今の人かてお隣さんや家族の人に多分話すやん。
そしたら他の人も笑うことになるやろぉ?
笑顔の輪ぁが広がる…たかピーは最初っからそれを狙っとったんやん。
まぁ、そういう高度な大人の心の機微は、
まだ中1の君には理解が難しいかもしれやんけどな〜。」
「じゃあほんまはピーマン食べられるんや。」
「だ〜か〜ら〜、それは上野平の方のおじいちゃんの遺言でぇ…」
「もぉええわ。」
さすがお笑いを目指す姪っ子、〆の間合いが絶妙
思わず「ありがとうございました〜!」って、言いながらエレベーターを降りていきそうになるほどでした。
今日も海と空が青いです
ログインしてコメントを確認・投稿する