8月4日(土)に映画「プロメテウス」を1回だけ先行上映するということで、難波まで観に行く。
映画「エイリアン」第1作の前日譚という位置づけなのだが、ストーリー自体は直接の関係はない。
人類の起源の謎を解明するために、ウェイランド社の宇宙船「プロメテウス」号が、未知の惑星に探査に行くという話で、映画「エイリアン」に登場する「スペース・ジョッキー」とか、エイリアンの誕生の秘密なども少々明らかにはなるものの、物語自体はつながっていそうで、実はつながっていない感じなのである。
1回観ただけでは、何やらよくわからない箇所もあった。
ヒロインのショウ博士の恋人であるホロウェイが、アンドロイドのデヴィッドに飲まされる黒い液体は一体何だったのか? 映画の冒頭に登場する宇宙人が飲んだ黒い液体と同じものなのか? ウェイランド社は、どうやって、この黒い液体を既に入手することができたのか?
さらにエイリアン自体も、映画「エイリアン」第1作以降に登場するのとは形状がかなり異なる。
なにやら、よくわからないことだらけのまま、中途半端と言うか、消化不良な状態のまま、エンディングとなってしまった感じである。
映画としての出来自体も、おカネはかかっているんだろうけども、ちょっと期待外れと言わざるを得ない。「アバター」もそうだったけど、およそ「3D」映画で、「見世物」以上の出来を有していた作品に、いまだ遭遇したことがない。制作者も、「3D」とか「VFX」とか、最新鋭の技術を駆使して見世物としての凄い映像を創ってしまうと、もうそれだけで満足してしまっているのではないだろうか?
でも、それだとTDLやUSJのアトラクションと何ら変わらない。映画というものは、そういうものではないような気がするのだが如何なものか?
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