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2012年06月16日22:24

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さようなら羊蹄丸 ―新居浜東港での一般公開終了―

6月10日、再び新居浜東港の黒島埠頭へ行って来ました。
青函連絡船羊蹄丸の一般公開はこの日が最後とあって、入場待ちは長蛇の列が出来るほどの大盛況でした。出店の数も前回訪問した時よりも格段に増えていました。
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羊蹄丸広場には前夜に到着し、現役当時の思い出に耽りながら独り宴会とっくり(おちょこ付き)

目を覚ますと、前日のドン曇りが嘘のような青空でした!朝イチから早速最後の撮影を開始。
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昭和63年の最終便の時や、9月のアンコール運航の最後、そして今回の公開最終日と、羊蹄丸絡みの最後は妙に好天に恵まれる事が多い気がします。

車の中で10時の開場を待っていると、高校時代の連れで、一緒に最終便に乗っていた島根在住のいさな君が現れて合流。

部品の即売のブースでエンジンか何かのメーターを購入しました。今は無き函館ドックの検印入りで5000円。間もなくその姿を消してしまう羊蹄丸の形見です。
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入場待ちの行列に並んで船内に入り、まずは車両甲板にあるパビリオン「青函ワールド」へ。
かなり狭苦しい造りですが、一応写真を数枚撮影。
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ここでの一番のお目当ては数分置きに繰り返し上映されていた「青函連絡船ドキュメント 海峡の詩」で、あの懐かしの22便出航シーンなども有りました。
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(↑この画像写メでパクリました。すいませんあせあせ)

前回5月に入場した時に続いてブリッジも再訪。
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元檜山丸船長の西沢さん(写真奥)を始め、かつての乗組員の方々からも当時のお話を色々聞かせていただきました。
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やっぱり一番懐かしいのはこの光景です。
左舷側、乗船口のある方。
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右舷側
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遊歩甲板後方の航送自動車積載スペース辺りからの眺め。
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最後の閉館時には当時の乗組員の方々による模擬出航も実演され、銅鑼の音やエレクトーンによる長声一発なども再現されていました。

7月上旬までこの場所に係留された後、多度津のサルベージ会社まで曳航されて最後を迎えるようです。





船の科学館という一番安泰であろう施設に引き取られて公開されていましたが、まさか科学館に手放され、解体という運命を辿ろうとは思ってもいませんでした。

本州と北海道の鉄道を結ぶ大動脈である、青函航路の最終便という大役を勤めた船だけに、解体目的の団体に譲渡する前に、もう少し何か方法は考え出せなかった物かと悔やまれてなりません。
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