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先日、家族で滋賀県高島市の山に、蕨採りに行ってきた。
僕の家族は、嫁と三歳と一歳の息子の4人家族である。
家は、宇治市にある。
二人の子供は、蕨採りに夢中で、大変喜んでいた。
こうやって、自然と触れあう機会があまりない息子たちにとって、蕨採りは良い経験だったみたいだ。
採った蕨は、家で美味しくいただいた。
子供たちは、自分で採った蕨を喜んで食べていた。
実は、僕らが行った、滋賀県高島市というのは、鯖街道という道が福井県まで続いており、昔の人は、この鯖街道を使って、福井の鯖を京都に運んでいた。
そして、僕らが蕨採りをした山、この山を越えると、福井県おおい町である。
蕨採りの帰り、高島市の山中をぐるっと回って帰った。
このあたりは、農家が山間にあり、田んぼや畑が多く残る、大変長閑な田園風景で、農家の人々も素朴な方に見受けられた。
だが、僕には、この田園風景や素朴な農家の人たちが、福島の原発事故により、家を田畑を奪われた人たちと重なって見えた。
飯舘村や富岡町、浪江町の人々も、事故前は、こうやって農業に勤しんでおられたのだろう。
おおい町にある原発が再稼働しようとしている。
もし、大飯原発が再稼働し、その原発が万一、事故を起こせば、この農家の人々も福島の原発事故により、家を田畑を奪われた人たちと同じ運命を辿るのだ。
そして、僕らの住む宇治市は、高島市からはそう離れていない。
京都市などは、もっと近くだ。
滋賀県には、近畿の水瓶、琵琶湖がある。
僕らは、一年前のあの悲劇を二度と繰り返してはならない。
これは、先日、おおい町から山一つ隔てた高島市に行った、僕の日記だ。
この日記で、原発再稼働を議論するつもりはない。
だが、野田首相には、二度とあのような悲劇を、原発事故を再稼働によって引き起こさないようにしていただきたい。
国民の生活が第一という、あなたの党のスローガン。
その国民の生活を高島市の山間にも、実際されている人がいることを忘れないで欲しい。
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