mixiユーザー(id:47361257)

2012年05月29日13:27

38 view

結婚するということ

「結婚式の帰り道ふと……」いまドキ男子が結婚を考える瞬間はどんなとき?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2030296&media_id=60

思えば、結婚して五年になる。
20代から30歳まで、僕の人生の中で、結婚というのは、縁のないものだった。

大学を卒業し、就職とは名ばかりの修行のために尼崎で一人暮らしした僕に、当然お金なんてなかった。

家賃や光熱費、国民健康保険や年金を払うと、僕の手元には、五万ばかり。
これで、毎日の食費を含めた生活をしていた僕なんかに、彼女は居ても、当然結婚相手には見てもらえない。
僕も、結婚する気もなかった。

修行して10年が経ち、それでもなんとか開業に漕ぎ着けた。
しかし、僕には、何もない。
開業しても、上手くいく勝算なんて、僕にはなかった。
あるのは、10年間の経験と、開業のための500万の借金だけ。

こんな人生の中で一番大変だった時期、僕の傍で支えてくれたのが、今の嫁だ。
そして、僕は、結婚した。
きっと、嫁には、大変な不安と苦労をかけたと思う。
でも、どんなに苦しい時でも、嫁は僕に、大丈夫と励まし、悩んだ顔を一つも僕に見せなかった。
この五年間、僕がなんとかここまでやってこれたのは、嫁の支えがあったからだ。
そして、僕は幸せだった。

五年経ち、僕には嫁と二人の息子、そして小さいながら、家族の家を持つことができた。

僕が、何故、結婚を決意したのかは、ここまで読んでいただくと分かっていただけると思う。
僕にとって、嫁は恋愛の対象だけでなく、長い人生を共に歩む仲間だ。

しかし、嫁は、何故僕と結婚したんだろうか。
これだけの苦労と何の保証もない将来に対する不安を抱えることは分かっていたはずなのに。
それを訊くと、嫁は笑っているばかりである。

嫁は、これで幸せなんだろうか?

結婚が良いか悪いかなんて、僕には分からない。
だが、僕には嫁が必要だ。
ただそれだけだ。
17 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する