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2012年04月29日12:03

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こごろう改め二代目南天襲名披露

 先週の木曜日、2ヶ月に1回の『出没!ラクゴリラ』@太融寺へ行って来ました。今回は4月15日に二代目南天を襲名された桂南天さんの襲名披露付き。ブリーゼでの襲名披露は昼夜とも即日完売で、この日も当日のみながら満員の入り。

 開口一番の喬介さんは軽いアホさ加減がニンのあった「天狗さし」を。陽気に「じゃあ落語始めます〜」と言って 話し始めた時点で観客から笑いが起こり、相変わらずラクゴリラの会場はとても軽く、いい雰囲気!

 文三さんもヒャーとしたアホがニンのあった「道具屋」を軽く。手伝いで道具屋を引き受けたアホのアホさ加減と、隣の先輩道具屋のやりとりが楽しい。

 この日のパンフに、桂こごろう「胴乱の幸助」とあり、パンフを作ったのが南天さん本人だったので、楽屋でみんなで「んなアホな!」と突っ込んだとマクラでバラした花丸さん。「近日息子」はアホの作二郎がアホなりに機転をきかせたときに「先繰り機転!」と言いながら右人差し指でネジネジする所作に爆笑!知ったかぶりばかりする男が、うまきと寝間着だけでなく、ひつまぶしやうなきゅうと妙にうなぎにこだわるのも花丸さん流?

 仲入り後の襲名披露口上は舞台向かって右から生喬さん、南天さん、文三さん、花丸さん。まず生喬さんが、大阪芸大の同級生のころの南天さんのエピソードを紹介。文三さん、花丸さんのピン大組は、入門してからのエピソードなどを。最後は花丸さんの大阪締めで終了でした。
 3人が喋っている間は南天さんは平伏しっぱなし。大変ながら、3人の温かい言葉にじんわり来ていたのではないでしょうか。

 生喬さんのマクラで「人は周りから良く思われたいという欲を持っている」というのには自分にもあてはまって納得。「南天さんはそういう欲があまりないのに、周りから良い人だと思われているのは、本当に好い人だからだ」と紹介していました。気負わずにそう言える生喬さんも好い人!「野ざらし」は美人の骸骨を釣ろうとするエロい釣り人が生喬さんのニンに合っていて爆笑でした。サゲは隣の人の釣り針に川に落ちた男がひっかかり、隣の人に嫁入りしようとする型。笑福亭の型?
 生喬さんは再登場し、尻からげにほっかむりをし、ご祝儀舞いとして「ずぼら」を踊られました。めでたい!

 南天さんは、今回の襲名披露は事前に何を喋るか聞いておらず、フリーで喋ってもらったとのこと。文三さんの時は文三さんの検閲があったそうで、文三さんの人柄が偲ばれるエピソード!「胴乱の幸助」は喧嘩を止めることが趣味の男、幸助が喧嘩を止めるときのドヤ顔が最高!

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『第97回出没!ラクゴリラ〜こごろう改め二代目南天襲名披露〜』
日時:平成24年4月26日 18:30開演
場所:太融寺本坊(兎賀野町)
木戸銭:¥1,800(当日のみ)
出演:
1.笑福亭喬介「天狗さし」
2.桂文三「道具屋」
3.林家花丸「近日息子」
仲入り
4.襲名披露口上
5.笑福亭生喬「野ざらし」 〜すぼら(ご祝儀舞)
6.桂南天「胴乱の幸助」
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