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2012年04月22日15:45

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似たような推理小説ネタがあったような記憶が…

小説執筆の全盲女性に“悲劇”、ペンのインク切れに気付かず白紙。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1993983&media_id=84

そういえば以前読んだ本に似たようなネタがあった。事故で失明した男が余命いくばくもない事を悟り遺書を自筆で書くことにし、知人の私立探偵(彼も全盲)に立会人に立って貰う。失明しているのに果たして文章が書けるのか?訝しむ妻に、「簡単かつ短い文章だから大丈夫」と答え男は妻と友人の前でその文章を書き、封印する。

却って安心したのか男は程なく他界してしまい遺言書は相続人に渡るがいざ開封してみると?驚くことに遺書は白紙のままだった!これは如何に?

実は…夫の遺産が第三者に渡るのを快く思わなかった妻が、夫に渡す万年筆のインクを抜き、ペン先を洗ってしまっていたのだった。夫も、友人且つ物語の主人公たる私立探偵も全盲だったのでその事実を知り得なかった。
はてさて遺言状は有効か無効か?















結局その遺言状は、全盲の私立探偵が全盲なるがゆえに研ぎ澄まされた指先で紙面をなぞることで、僅かに残る筆圧の凹凸を読み取り内容を把握、口頭で伝えることで遺言状は有効とされた…

たとえインクは出なくても、筆圧が紙に残っていれば読み取ることは不可能ではない。作品が無事刊行される事を期する。
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