mixiユーザー(id:2760930)

2012年03月18日07:14

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ここ10年間ぐらい、泣いたことがない。
覚えてる限りでは、最後に泣いたのは突然ネコが死んでしまった時。
親が死んだ時も悲しい話の映画などを観た時も、泣いた覚えがない。

若い頃は、映画やドラマ観て泣く、ゲームのストーリーで泣く、悲しい歌詞のCD聴いて泣く、枯れてしまった木や花を見るだけでも可愛そうで涙が出ることもあった。


歳を取ってから、なぜ涙が出なくなったのか考えていた。
そして多分、若い頃に比べて感情が薄くなったのだろう…と思っていた。

しかし、さらによく考えると感情が薄くなったのではなく、物事に対して先読みするから、または結果が分かっているから…じゃないかと思うようになった。


親が死んだ時も、1年以上前から医者から長くないと何度も言われ、病院にも何度も行き、確実に死が近いことを十分把握していた中で、来る時が来た…という印象だった。
死ぬまでの過程がとても長かったため、心構えが十分できていたこともあったせいか泣くことはなかった。
大変な介護からやっと開放された…という気持ちもあった。

それに対して、ネコが死んだ時は突然で、心構えも予想もできなかった。
すごくショックで涙が出た。


今ほど頻繁に映画を観ることがなかった若い頃は、話の流れに対して、あれこれ考えながら観ることはなかったと思う。
昔は本能的に観てたのに対して、今は登場人物の構成などから流れを予想してしまう。
流れが把握しづらい部分があると20分ぐらい戻して見直すこともある。
話の流れを予想するほど、結末を見た時の感情は薄れて涙が出ることもない。
昔に比べると、最初から最後まで冷静に観るようになった気がする。

当然、観るのが2回目で結末が分かっている映画などでは涙が出ることはありえない。
最近映画を見ても、半分以上が2回目3回目だから、余計に涙が出ることがない…というのもある。


総合的に考えてみると自分の場合は、突然、想定外で心構えがない時ほど感情の変化や気持ちの高ぶりが大きく、それによって悲しみの度合いや精神的ダメージが大きくなることが分かってきた。

多分無意識のうちに、急激な感情の変化を抑えようとしている気がする。
映画を観てても先を予想してしまうのも、推理したくて予想しているのではなく、無意識のうちに予想している。

自分の本能が、急激な感情の変化を避けて、涙が出るような精神状態になることを避けてるのかな。
泣くことはストレス発散の意味や、非日常的な感情に浸る楽しみの要素もあるらしいから、泣く事があってもいいと思うんだけど…。
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