mixiユーザー(id:1002139)

2012年03月18日01:42

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息子へ。を読んで

飯野賢治の息子へ。を読んだ。息子とした原発の話について
書かれているが、分かりやすく簡潔な文章で、小学生くらいの
子でも原発の理解が深められる内容だと思った。国民投票で
原発の可否を問う必要があるのではと書かれていて共感した。
大阪市だと、橋下市長が経費の無駄だとか述べ、原発の市民
投票の実施に難色を示しているようだが、国民の意見をない
がしろにするのは許し難い。人それぞれの価値観があるから、
賛成派と反対派に分かれてしまい、議論が先に進まなくなると
書かれているが、それがために原発について誰とでも真剣に
語り合うのは難しい気がする。以前、電気が不足すると、
病院で機械を利用して治療を受けている方が困るだろうから、
原発をなくすのもどうなんだろうと言われた事がある。
病院や公共交通機関等への電気の供給は減らさないように
しないとまずいけれど、だからと言ってリスクを伴う原発に
依存するのもどうかと考え込んでしまった。後の世代に
影響を与える物に手を出してはいけないというのが、
原発を否定する最大の理由だと書かれているが、これから
産まれてくる子ども達に核のゴミの処理を任せる事に
なるのが問題だ。今生きている方達が、目の前の利益を追求
したり、豊かな生活を維持したいがために、原発を稼働
させているのはとんでもない気がする。自分さえよければ
それでいいという刹那的な方が増えた結果なのかもしれない。
賛成派の意見も反対派の意見も聞きたいと書かれているが、
子どもも大人も原発についての意見をしっかりと持ち、
もっと気軽に原発について討論できるような雰囲気が
できたらいいなあと思う。



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