mixiユーザー(id:1002139)

2012年03月04日23:55

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明日をあきらめないがれきの中の新聞社を見て

20時から、明日をあきらめないがれきの中の新聞社という
ドラマを見た。河北新報のいちばん長い日という本をベースに
していて、フィクションということだった。震災当日に新聞を
作成する機械がおかしくなり、その翌日の新聞の発行が
危ぶまれたが、提携している新潟県の新聞社の協力を得て、
無事に翌日に届けることができた。そういうシステムに
なっているのは知らず勉強になった。どんなに大変な状況に
置かれてもきちんと新聞を届けたいという熱い使命感が
ひしひしと伝わった。3月12日に新聞が届いたことで、普段の
生活が完全に壊れたわけではないと安心した被災者もいた
ようで、新聞の力は偉大かもと感じた。気仙沼に車に取材に
行く際、警察にここからは立ち入り禁止だと言われ、私達
どうしても気仙沼に行かないといけないんですよ切羽詰まった
調子で告げたら、警察は理由も聞かずにあっさりと通し、
警備って一体何ぞやと思いたくなった。記者が物の下に
埋まりもがいている方を助けようとしたら、それより生きて
いる方を探したりするのが先でしょうと言われ、そういう
緊急の事態の時は、亡くなりそうな方は後回しにされてしまう
ものなのかと思い、優先順位を付けてしまうことにかなり胸が
苦しくなった。新聞店の旦那さんを亡くした奥様が、独立して
ここに暮らすことを決めなければ、旦那も亡くならずに
すんだのかもねと寂しそうに言っていて、こういう場合は
どう返事するのがいいのだろうと悩んだ。過去の選択の
後悔なんて幾つもあるだろうから、悲しい気持ちになるのは
分かるが、その場所に住んで良かった事を思い出して凌ぐ
しかない気がする。大震災が及ぼした影響は大きい物だと
つくづく感じ、被災者の心のケアは重要なのでは感じた。
河北新報のいちばん長い日を図書館で読もうと思い、予約を
かけようとしたら、25人が予約していて、僕みたいに
ドラマを見て興味を示した方もいるのかしらと思った。


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