東日本大震災写真展

職場の近くで、東日本大震災写真展が開催されているのを
知り見に行った。宮城・岩手の写真がメインで、福島の写真は
わずかしかなかった。福島は原発のせいで立ち入り禁止の
場所もあり、思うように写真が取れなかったから少ないが、
これからも撮り続けたいと話され、人がおいそれと足を
踏み入れられないようにする原発の破壊力に怒りを感じた。
ひまわりが沢山植えられている福島の写真があり、ひまわりは
素敵だと感じたが、放射能の除去のために植えられるという
のも、人間のエゴなので悲しくなってしまう。津波で
崩壊された町並の写真が何点かあり、津波の恐ろしさを
思い知った。原形をとどめていない家等を見ていたら
やり切れなくなった。寒い中外で必死に助けを求めている
方や単独で破壊された町をさまよっている方の写真を見て
いたら、被災地で生きていくというのも大変だと感じた。
辛い写真ばかりでなく、松島からの綺麗な朝焼けの写真・
被災地に住む子ども達の笑顔の写真・復興を祈念して
開催された花火大会の写真等、東日本大震災が起きてから
数か月後に撮られた前向きになれる写真もあり、少しづつ
でも復興の兆しが見えているのは嬉しくなる。又写真展を
やるかもしれないと話されていたが、その時は希望に
あふれる写真の展示が増えていることを願う。