mixiユーザー(id:2129235)

2012年02月18日06:35

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維新の船中八策(橋下の手法

 11日読売や12日東京。大阪維新の会の公約?案。TPP参加推進、日米同盟基軸、首相公選制、参議院廃止など。まぁほぼ予想通り。


 13日朝日夕刊。大阪維新の公約?、最終的には年金なども含まれる模様。もっとも橋下の持論通り、あまりガチガチなものにはせず、「掛け捨て部分と積立部分がある」と言った程度の規定みたい。

 これ、狙いは消費税方式と一緒。長短を比較すると、現行年金方式との接続性が良い点が消費税方式より○、富裕層の抵抗と未納者が増えそうな点が×かしらん。消費税方式だとオブラートにくるまれている「富裕層は損をする」ことが、明らかになってしまうから。



 15日各紙。大阪維新の公約?案「船中八策」が波紋を広げているとか。問題になりそうなのは「地方交付税を廃止し地方共有税創設」「道州制」「政党交付金削減」「公務員人件費削減」「教育委員会廃止」「掛け捨て年金創設」「TPP参加」「日米同盟基軸」「首相公選」「参院廃止」など。民主・自民は警戒し、みんなの党は歓迎。

   ※ 地方共有税=人口と面積で算定・交付する新型地方交付税。中央のしば
    りがない、地方自治体側が交付額を予想しやすいなどが○。過疎地や離島
    に手薄いのが×。

 これ、公約や政策と言うより、半分は綱領みたいな長期テーマを含んだ内容だよね。橋下氏らしく、ハッタリを多く含んだ内容。

   ※ 橋下氏は、以前からの彼の言動を見ていると。10目指す時は、まず
    100くらいをブチ上げて、譲歩するフリをして狙い通り10に落とす。
    相手も「100は無茶だけど、10ならまぁ良いか」と納得してしまう。
    その過程で、相手を抵抗勢力に仕立て上げる、と言う交渉手法を多用し
    てる。今回の船中八策も、それでしょう。

     実際、先日の朝日に載っていた単独インタビューでは「細かい公約な
    んか政治家は選挙で掲げるべきでない」「政治家には白紙委任するべき」
    みたく橋下氏は言っていたし。

     と言うことは、船中八策は公約なんかじゃない。単なるハッタリ。な
    ので、すぐに成果を問われない、実現困難なことが並んでいる。

     それを理解せず、雪斎氏とか怒ってはる。
      http://sessai.cocolog-nifty.com/
    アホちゃうか。

彼の想定している落とし所は、掲げたものの半分以下、10分の1くらいがせいぜいかなぁ。

 なので、彼を批判する場合。実際の行為(下記の思想調査とか)や、想定している(であろう)落とし所を批判しないと、彼の術中にハマルと思う。



 ちなみに、首相公選と参院廃止はセットであるべきでしょうね。議院内閣制のままで参院は廃止すべきでない(ダブルチェックがかからなくなるから)。セットでなら一理ある。

 ただ、その場合、首相は議会から選ばれるワケじゃなくなるから法的整合性から言って、解散権も失うはず。つまり、国会議員は皆、任期満了まで勤めることになる。つまり、ある意味「参院廃止」ではなく「衆院廃止し、参院拡大」とも言える。

 でも、鳩山宇宙人みたいなのを勢いとムードで首相に選んでしまったら、後でメチャ困ると思う。なので、選挙期間を長く取り、米国大統領選のように、1年くらいかけてジックリ政策論議し、マスコミも色々ツッコミまくって、適した人物か試す制度にしないと賛成出来ない。今のまま導入したら、有名で聞こえの良いことを言うだけの輩が当選しかねない。


 また、憲法改正を国会議員の過半数に要件緩和、も緩めすぎ。そんなことしたら、政権交代の度に憲法までコロコロ変わりかねない。

 緩めても「衆参合算で6割」とか、「衆参どちらも過半数、ウチ一院は3分の2」くらいが適当では?



オマケ。

 大阪市で、職員の政治活動を調べるアンケートが実施され、「思想調査だっ!憲法違反だっ!」と批判されている。その後、凍結された。
   http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120217-OYT1T01276.htm?from=top

 確かにこれは私も不適切だと思う。凍結は妥当、さらに中止するべき。

 でも、これ、私が勤めていた会社では、組合が同じようなことをやってたんだよね。私は反発して抗議したけど。ラインのトップがやるのと、組合がやるのとでは意味が違うけど。組合っていう組織も腐っているのも確かだと思う。
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