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2012年02月16日06:38

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ユリイカ「談志特集」

 図書館本・雑誌ユリイカ「談志特集」を読了。この雑誌らしくひねくれた視点からの特集で、志らく師とかツイッターで怒っておられた。まぁさもありなん、と思わせる内容。ひねくれた人に(だけ?)は面白い内容なんだと思う。


 登場する落語家さんは、その志らく師(立川流四天王ないし三傑の一人)と、可朝(談志と上方との交流こぼれ話)、花緑(談志の最後の弟弟子?)の3人が大きく。小さなコラムとしては、談四楼(協会離脱のきっかけとなった弟子)、談の助(議員時代に秘書してた弟子)、談幸(唯一の内弟子)、談笑(四天王で一番若手)、談吉(最後の直弟子)、志ら乃(孫弟子初の真打ち内定者)。その他は、「何でこの人が?」と思わせられる、あまり落語と関係なさそうな各界の評論家・文筆家などが寄稿してはった。

 私には... 少しだけ面白かった(落語家さんの文章の部分ね)けど、大部分(落語家さん以外が書いた部分)はつまらなかった。ってことは、私は少しだけひねくれている? ...なんと言うか、文科系の人特有の、論理も感情もオチも何もない、ちょっと小洒落たあたりを狙っただけのとりとめのない文章って嫌いなんだよね私。なので、各界の評論家や文筆家の文章を読んでいると「オチを言えっ!」とキレそうになるの。

 たぶん、この評論家・文筆家さんの多くは、落語や談志家元のことが大して好きじゃないんだと思う。で、書くことに困って、あぁいうとりとめのない文章を寄せたんじゃないかしらん。



 ちなみに、花緑さんの文では。「五代目小さんは、談志師匠に『破門だ』と言ったことはない。談志師匠が勝手に来なくなっただけ。ひと言詫びれば、それで元通りだったし、そういう機会もあったかもしれないけれど、巡り合わせで談志師匠はそうしなかった」。そうなんだー。
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