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2012年02月15日02:29

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アメイジング・グレイス

突然、悲しい報せが…。

当時グレイス(エアデールテリア)の指導手(警察犬の訓練士)だった所長が3年ほど前に心筋梗塞で亡くなり、今度はその奥様が我が妻と同じく癌で亡くなった。

お二人とも40歳代だった。

4年ほどの闘病生活だったようだ。

その最中に伴侶を突然亡くし、その悲しみはいかばかりだったか…。

伴侶の死後、入信されたようで、プロテスタント系?の教会での告別式(前夜式)だった。

式の中で賛美歌を2曲。2曲目の『アメイジング・グレイス』を皆さんが歌いだしたが、私は歌えっこない…。

妻の死後、めっきり涙もろくなった私は涙をこらえるのが精一杯だった。

ウチのグレイスの登録犬名は『アメイジング グレイス』で、悲しみの為でなく(主のみもとへ行くので嬉しいという宗教的観点もあるが…)、あることからグレイスとグレイスの同胎犬たちが幸福に暮らせること(勿論、グレイスが恵みを与えるという意味ではない)、ひいては関係する皆様の幸福を願って名付けたので、私的感情では知人の死にあたって歌うことはできない。

批判する訳ではないが、歌いやすいように歌詞が添えられているが、原詞とはかなりちがう。

名付けるにあたって、ジョン・ヘンリー・ニュートンやこの歌について徹底的に調べた私と感じとり方がちがうのだろう。

この曲は『覚醒(生まれ変わる?…悔い改めて)』(ジョンは、神がジョンの非道?を赦されて、それを感謝する)を喜ぶ歌であると思っている。『見えなかったもの(神の恵み)が今は見える』、とある。

Amazing grace how sweet the sound
That saved a wretch like me.
I once was lost but now am found,
Was blind but now I see.

私は、神仏を頼まない主義だから、神仏が見えなくても差し支えがない。

(だからか…私の願いは神仏には届かなかったようだ。よりによって、グレイスを預かった所長ご夫妻が40代で亡くなるとは…。そして、我が妻もまた。)

だが、神仏を頼む方にとって、見える(感じる)ことがどれだけ心強いかは理解できる。

闇を照らす光明か…。

だけど、自ら光りを発して欲しいと思う。

そうでないと、神はその方を見つけられないのでは…。

それが、肉体的なものではなく、心の『覚醒』だと思う。それは肉体の死を迎える時ではなく、既になされているはずだから。

小煩いことは、これぐらいにして、故人が望む『主のみもと』にめされることを祈ろう。

妻が亡くなってからのことだったと思うが、たしか午前2時は過ぎていた時刻に、所長の奥様と親しい女性とその方の愛犬(所長の元訓練犬であったG・レトリーバー2頭)に自宅近くで偶然にも出会った(そんな時間に人と会うことは滅多にない)。

犬に指示を与えながら歩いていた私を見て、所長の奥さんから『お宅の近くにいる犬を預かっている』と聞いていたので、ひょっとしたらと声をかけたとその女性。

真夜中だったが暫く所長の奥さんのこと(所長が亡くなってからどうされているか…)で話し込んだ。

そして、所長の奥さんが安置されている教会は、親しいハンドボール部の先輩が経営する会社から百メートルぐらいしか離れていなかった。

さらに、亡き妻の勤務先が経営する店が入っているビルから直線的なら百メートルぐらいしか離れていなかった(川を挟んでいるので橋を渡る為に3〜4百メートルか…とにかく目と鼻の距離)。

折角だから、その先輩とその店で会食した。妻の葬儀や生前にお世話になった(逆に妻に世話になったと御礼を言われてしまうことが多い)ご挨拶に店長さんを尋ねて回っている私だが、その店舗だけポツンと離れたエリアにある為に今まで行けずにいた。

これもまた何かの縁なのだろうか…。


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