AERA誌のぐっちーコラム、および週刊朝日。「日本の財政は破綻しないっ!」と反増税キャンペーン。
でも、これって「もっと将来世代にツケを回しても大丈夫なんだっ!皆で逃げ切ろうぜっ!」と言ってるだけ、世代間格差を考慮してない。しかも、金融機関がズーッと日本国債を買うっていうのが前提になってる。そんな甘いモンじゃないってば。
2日朝日web。三菱UFJ銀が国債急落を想定したシナリオを作ったとか。
http://www.asahi.com/business/update/0202/TKY201202010846.html
いつまでも国債が売れる、日本が借金し続けられると思いこんでいる、AERAぐっちーその他の楽観的評論家、ちょっとは反省して欲しい。
2日毎日。3メガ銀、海外融資が急増。欧州の銀行がユーロ危機で余裕を失い、新興国向け貸出を減らしているところにとって代わった。
銀行の経営にとっては(リスクはあるけど)良いこと。でも、さらなる金融緩和(リフレ政策)をやっても資金が海外に流れて日本の景気が良くならないことを示してもいる。金融緩和は、国内で必要とされている資金を供給する範囲に止めるべき。
5日のブルームバーグによると、日本のCDSプレミアムは3日現在126.93bp(1bp=0.01%)。これはマレーシア(124.81bp)や中国(122.78bp)よりも高い、つまり国家(財政)としての信用が無い。
信用がさらに失われ、国債の利率が上がり出したら、手に負えなくなりかねない。増税と予算削減を急がないと... 「無駄削減」なんてぬるいことを言っていないで、必要なものすら削らないと。
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