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2012年01月30日06:54

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夏の電力需給と原発再稼働-2(東電は柏崎刈羽を売れ

その1はこちら↓
   http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1813262905&owner_id=2129235


 23日毎日。今夏の電力需給見通し(by 政府のエネルギー・環境会議)は、2010年並の猛暑と全原発停止を想定するのは共通で、
  安定系の発電のみ算入し再生可能エネルギーを除き
  火力発電所の定検時期もズラさず、
 → 9.2%不足。このデータのみ公表され、

  再生可能エネルギーは最大定格?759万kWに対し350万kWが使えるとし、
  揚水発電所の能力を596万kW多く見積もり、
  大口への需給調整契約を発動させ需要を1132万kW削るとすると、
 → 6.0%の余力がある。このデータは昨年8月に出たが、菅総理は公表しなかったそうな。

 大口の調整、製造業や研究施設の場合はマズイ。日本のさらなる衰退を招きかねない。逆に、小口民生用はもっと節電出来るかも。なので、需要は、元の試算(1132万kW削る前)の17954万kWを少し下回る程度とすべきか。

 また、再生可能エネルギーの利用はだいたいこんなもの?やや多い気がするけど。さらに、揚水の利用見積もりは多すぎる気がする。水不足の場合や老朽火力発電所等に負荷がかかることを考えれば、もう少し小さいと見積もっておいた方が妥当か。そうすると、供給力は17828万kWを少し下回るくらい。

 要するに、猛暑で需給、ほぼトントン。老朽火力発電所のダウンなどに備え、東西日本でそれぞれ1〜2基の再稼働は覚悟すべきかも。以前の見積もり
  (http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1813262905&owner_id=2129235
    (猛暑でかつ水不足の夏で、東日本3基、西日本2基)
    (冷夏かつ水に余裕の夏なら、東西日本で1基ずつの再稼働が要)
    (発電所の緊急停止に備えるなら、さらに+1基ずつ)
に比べ、東西日本で1基ずつ減って、冷夏なら原発無しかせいぜい東西日本で各1基の再稼働で済むかも。

 ただ... これでCO2排出は増えるよね。それで良いの?目先、気になってることに対応するのでアタマ一杯で、ホントに良いの?私は不安。目先の安心のために、問題を先送りにしているだけでは?



 27日朝日。枝野経産相インタビュー。今夏は原発ゼロを想定し、今春にも対応策を公表する方針を明らかにした。使用制限令も土日操業なども、どちらもしなくて良いように準備する。火力の復旧や増設が進んだこと、および皆の節電努力が進んだことが、可能となる原因。

 当然だけど、産業界からは不安や疑問の声が。そりゃそうでしょう... 昨年の血を流した努力を、気軽に今年も求められたのでは産業界は堪らない。経済の停滞と、長期的な日本の競争力喪失を招く。




 ここで、原発の危険度区分を見てみる。雑誌に載っていた原発総点検のまとめ。
  雑誌「新潮45」の分類では
   (1) 78年の耐震指針前の炉やマークⅠ型は駄目
     例:東通、女川①〜③、浜岡③④、志賀①、敦賀①,島根①②
   (2) 耐震安全性に問題あるものは駄目
     例:浜岡、伊方
   (3) 3箇所以上集中しているものは駄目(アメリカ流)
     例:柏崎刈羽
   (4) 組織が腐ってるところは駄目
     例:東電、九電
  <結果>問題少は9つ。検証中は12。
    ○→志賀①②、大飯③④、高浜③④。
    △→泊①②③、東通①、女川②③、玄海③④、川内③。
    ×のうち会社以外は○〜△なもの→柏崎刈羽、特に③④⑥⑦
  <参考>
    LPG用として転用出来る可能性がある原発敷地
     →大間、東通、敦賀、上関、島根、川内。

  雑誌「世界」は、
   (1)マークⅠ型、(2)老朽、(3)地震の危険、
   (4)大きな揺れを受けたもの(女川・東海第二)、(5)九電のもの、
   (6)集中してる若狭湾のもの、(7)やらせした北電のもの
を再稼働不適切とした。


 結局、比較的マシなものとなると。西日本(60Hz圏)では大飯③④、志賀、くらいかな。この夏、1〜2基再稼働させるとすれば、一番の電力需要地である関電管内でもあるし、大飯が第一候補(だからこそ、経産省はストレステストを急がせたんでしょう)。志賀(北陸電力)が第二候補か。

 東日本(50Hz圏)では、うーん難しい。柏崎刈羽の一番マシそうなのを1基、女川か東通のマシそうなのも1基、くらいでしょうか?この夏、再稼働させるとすれば。

 でも、東電の有様、極悪非道っぷりを見ていると、とても東電の原発を再稼働させる気になれない。新潟県知事としても、とうてい認める気にはなれないでしょう。となると、やはり東通か女川の再稼働を目指すくらいかしらん。




 そこで、ふと思った。東京都は金持ち自治体なんだから、電力が足りないと言うなら東電から柏崎刈羽6・7号機を買い取れば良いのに(6号機・7号機は新型≒改良型沸騰水型炉で、事故ったMARK-Iやその後継のMARK-II型よりは事故り難い炉)。

 で東北電力あたりに委託して運営する(柏崎刈羽は東電の原発だけど、東北電力管内に位置し、電力の一部は東北に供給されている。東北電力は、東電や北電・九電よりはマシな会社っぽいし)。

 あるいは、浜岡原発廃止?(もしくは防潮堤完成まで停止)に伴い、原発関係者が余っている中部電力に委託するか(浜岡原発5号機は、柏崎刈羽6・7号機と同じ、改良型沸騰水型炉なので、使い方は分かってるハズ)。

 東電の運営のママじゃダメでも、これなら新潟県が再稼働認めるかもよ?東電は売却費を賠償費用の足しに出来るし。後で廃炉費用とかかかってタイヘンだけど、都民が使った電力の後始末なんだから、、、
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