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2012年01月21日06:45

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石から放射線とSPEEDI

 15日各紙web。二本松市の新築マンション、室内から屋外よりも高い放射線量を検出。1階の床上1メートルで1.16〜1.24〜1.62uSv/h(年間ほぼ10mSv相当)。2階以上は線量さほど高くない。計画的避難準備区域の浪江町の採石場から取った(事故後も屋外で保存していた)石を使って作ったとか。
   http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120115-OYT1T00582.htm

 なんて杜撰な... 他にもこの石は使われていそう。てか、北西方向がキケンだ、と政府が言うのが遅れたのが原因。業者は悪くないと思う。政府が危険性を言う4/22より前に出荷(4/11)されたのだから。責任は、東電と当時の菅総理と枝野官房長官にある。
   http://www.asahi.com/national/update/0115/TKY201201150290.html

 16日朝日夕刊・読売夕刊によると。この石は県内の生コン会社2社を通じ、県内100社以上に出荷され、主に土木用途(道路など)に使われているとか。




 17日。昨夜のNHKニュースや17日産経。国会事故調の調査によると、SPEEDI情報は、事故直後の3/14と言うかなり早い時点で外務省を通じ米軍には提供されていた。日本国内で公開されたのより随分前。文科省の渡辺局次長曰く「米軍に支援して貰うため。国内公表が遅れたのは、官邸で議論していたため」
   http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120117/t10015315481000.html

 菅内閣での官邸の(好意的に見るなら)混乱(厳しく見るなら隠蔽)が、国内公表遅れの原因。それで、多くの子供たちの被曝や二本松マンション問題などを招いた。


 ところが、18日読売夕刊。内閣府原子力安全委員会の作業部会は、これまで住民避難の判断に用いることになっていたSPEEDIを「信頼性が低い」として、今後は実測値を元に判断することにする見直し案をまとめた。

 これって、今回SPEEDIを活用出来なかったのを後付で正当化しようとしている気がする。確かにシミュレーターには限界があるんだけど... でも、今回の事故で、だいぶ改善されそうなのに。これじゃ単なる無駄遣いだったってことになりかねない。米軍に情報提供するためだけのもの?

 また、実測値ベースでも今回は対応が遅れていた。実測値を元に迅速な対応が出来る体制が備わっていなければ、この見直し案は改悪に過ぎない。
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