今週号の「週刊プロレス」は、過去のプロレス興行に於ける
暴動を取り上げた特集の紙面構成。
伝説の
「第２回IWGP」決勝戦84･6･14蔵前国技館、
「第２回猪木まつり」87･3･26大阪城ホール、
「イヤーエンド･イン･国技館」87･12ｰ27両国国技館、
この3大会共観に行きました。
第２回IWGPの猪木vsホーガンは延長戦前まで、スゲー名勝負。
長州選手が最後に乱入することで次のシリーズの流れを
作っていきたかったであろう筈が、結果的にファンの気持ちを
全く無視した行為となり大混乱。
その後、一連の暴露本と云われる類の書籍には、
猪木さんが乱入者に長州選手を指名したことと、
夜中に長州選手が酒を飲んで荒れ狂っていたと書かれている。
同時お付き合いをしていた女性が、プロレスを観たいと云うことで、
次の猪木vs長州の名勝負を観てなければ、もしかしたら暫く離れて
いたかも知れない・・・。でも振り返ると懐かしさが過ぎる。
大阪城ホールの試合は、休暇を取って観に行った。
新日本プロレスで他の格闘技、ボクシングやジャパン女子プロレスなど
様々な試合を観戦しながら（余り盛り上がらなかった・・・・）、
矢張りプロレスが一番良いなぁ〜と感激しながら酔い痴れていた。
そんな時に、海賊男が乱入。リングサイド席だったので、乱入する
直前の様子もしっかりと見ることが出来た。
オドオドしてた雰囲気に�犂靴譴討い覆い里�なぁ〜�瓩筏震簓笋�沸き、
結局予定されていた行動が取れなかったことで、意味不明な乱入となり、
その辻褄合わせが番狂わせを引き起こし、簡単に云うと悪循環の渦中。
長時間興行に長〜い間の暴動劇。自分を含むリングサイド席の人たちは
帰れる様な状況には全くならず、その成り行きを見守っていた。
ＪＲ大阪駅に着いて、交番でサウナの場所を聞くと周りの若者数人も
ぞろぞろと一緒に歩いて来た。こんな状況だから言葉も出て来ない。
全員下を向いて無口なまま歩いていたのを憶えている。
「イヤー・エンド・イン・国技館」たけし軍団によるプロレス団体設立。
この日、それは殆ど重要では無く、全てはＡ猪木vs長州力に注がれていた。
前評判もあって、随分とチケットを頼まれたので新日本プロレスの知人に
お願いした記憶がある。
猪木さんの発想の転換が、見事なまでに仕切りが悪く完全にファンを
スカした結果を生み、流石に許されるべき事態に観客は暴徒と化した。
この３つを並べてみると、猪木さんは�爛侫．鵑遼銃悪瓩髪召Ψ�章を
欲しかったのでは？と思わざるを得ない。悪役、ルードのレスラーが
ブーイングを浴びるのが快感となる時があるらしい。
こんなにわざわざ続けて起きるのは、原因あってのこと。
負の連鎖を楽しむことでの代償はちょっと大きかったのでは無いかと
改めて思った次第。
それでもここまでの事件となったのは、矢張り新日本プロレスだからこそ。
そんな訳でアントニオ猪木の偉大（異大？）さが浮き彫りになった。
プロレスファンの熱き善き時代・・・・。
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