都知事「駄作のオンパレード」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1882463&media_id=2
石原氏の人間性については真っ向から嫌悪感しか覚えないが
「駄作のオンパレード」と言う点に関しては一理あるので。
まあこれは石原氏が老人である事も一因としてあるのだが。
そもそも「創作物」と言うのは個人の記憶の断片の再構成に過ぎない。
つまり「傑作」という類の創作物は、情報の受け手の琴線に触れながら
新鮮さを伴って、経験記憶を超えるものであるのだ。
理解できてかつ新しい刺激が感動に繋がるのだ。
理解はできるが、既作に似た印象を受けたり
新しい表現ではあるが、まったく理解できないものは感動に乏しくなるのだ。
これは小説に限った話ではないので、同じような印象を受ける経験は
年齢を重ねるにつれて多くなってくるのだ。
そうなってくるとよっぽど突出した作品でなければ旧態依然であったり理解不可能な
「駄作」と当然のように評価されてしまうのである。
作り手よりも浅い世代には例え賞賛を持って迎えられたとしても、なのだ。
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