なぜ干支の辰だけ空想動物なの?
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さて、いよいよ年の瀬です。来年の十二支は「辰」。数日後には、皆さんの郵便ポストに龍のイラストが描かれた年賀状が続々と届き始めるのではないでしょうか。
ところでこの「辰」について、疑問を感じたことはありませんか?ねずみ、牛、虎、うさぎ…ときて、なぜここで龍なの?と。十二支のほかの動物を見渡しても、架空の生き物は「龍」だけです。
この疑問について、教えて!gooで質問した人がいました。
「干支についてです」
「なぜ空想の動物(?)が一種類混ざっているのかなと不思議に思いました」という質問者さんに、さまざまな回答が寄せられていました。
■「辰=龍」ではなく他の生き物だという説
「十二支は庶民の人が覚えやすいように人々の生活に関係の深い動物を割り当てたそうです。その中で「辰=龍」となっている訳ですが、古代中国で「龍(竜)」というのは「鰐」の事である可能性があるそうです」(bismarck_klasseさん)
たしかに龍と鰐(ワニ)はよく似ていますね。ジュゴンと人魚の例のように、実在する動物が伝説化して架空の生き物になることはしばしば起こりえます。龍に関しても、「マチカネワニ」という実在する種類のワニが原型なのではないかという説があるそうです。
「十二支の『辰(たつ)』は『タツノオトシゴ』だという説があります」(kawaharamayumiさん)
こちらはタツノオトシゴ説。毎年のお正月には、干支にちなんだ動物が頻繁にメディアに登場するようになりますが、辰年には実在しない龍の代わりにタツノオトシゴが取り上げられることも多いようです。
■本来、動物は関係ない説
「実は十二支には、本来の意味と動物は関係ないそうです。例えば丑は「紐」(ひも)を表しており、辰は「振るう」を表しています。覚えやすくするために、動物を当てはめたのだそうです」(TXV12003さん)
「十二支の大元は、動物ではなくて『生命消長の循環過程を分説』したものだそうで。で、いつの頃からか、同音の漢字の動物に当てはめていったと。きっと(本来の)十二支が覚えられない誰かが考えたゴロ合わせなんですね」(DJ-Potatoさん)
筆者も昔、元素記号を覚えるために「水平リーベ僕の船…」という語呂合わせを暗記しましたが、それに近いノリということでしょうか。
ちなみに「辰」の本義は「震」「申」で、「生の活動」という意味だそう。本当に色々なことがあった2011年でしたから、来年の2012年は「再生の年」であってほしいですよね。「生の活動」という辰年の意味は、そんな願いを叶えてくれそうな気がします。
吉川晶子
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ふーん。ってか年男だなぁ。
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