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2011年12月23日00:30

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さて、どうする・・・

■玄米の規制値超セシウム、福島・渡利地区からも
(読売新聞 - 12月22日 20:44)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1857126&media_id=20

こうやって次々と『米からセシウム検出』というニュースを見聞きすると、もう福島県の農家は潰れてしまうんじゃないかと思います。そうなれば、日本の第一次産業そのものが崩壊してしまうでしょう。

40年以上反原発を訴えている原子力学者の小出裕章さんなどは、福島の農業を崩壊させないためには、暫定基準値そのものを廃止して、汚染の程度に関わらず流通させるべきだと主張しています。ただし、子供は絶対に放射能から守らなければならないので、年齢の高い人が汚染の高い食物を受け入れるようにして、子供には汚染の低い食物を与える。

そのために、汚染の高低に関わらず全ての検査結果を公表して、汚染の度合いによって、『○○歳以上の人は、○○ベクレル以上、××ベクレル以下のものを食べてはいけない』という、年齢制限をかけるべきだと言います。

小出さんの主張は、結局お金持ちが汚染の低い食物を買い占める結果となり、子供たちには行き渡らないという批判が多いですし、私も、そうなるだろうと思います。

なので以前も日記に書きましたが、せめて国は子供を守るためにこれくらいのことはして欲しいのです。

●子ども手当てを現物支給にする・・・子ども手当ては、現在支給されている金額分の米、飲料水、ミルクといった現物で、各世帯に支給する。品目は多ければ多いほどいいが、最低でもこの3品に関しては国が責任を持ってやること。

●学校給食の食材は国が管理する・・・汚染の少ないものが確実に子供たちの口に届くよう、購入から分配、調理法まで国が責任を持って、管理・指導するすること。

何度も言いますが、個人の努力で子供たちを放射能から守るというのは不可能です。ですから、最低限この程度は国が責任を持ってやって欲しいですし、やるのが当たり前だと思うのですが、国がやっていることは『放射能はたくさん浴びても食べても安全だから、つべこべ言わずに黙ってそこに住め、そこで獲れたものを食べろ』ということばかりです。

もうひとつ、福島県で気になったことがあります。

福島県のHPには原子力安全委員会が作成した『放射能に対する考え方』というPDFが掲載されています↓
http://www.nsc.go.jp/info/20110411_2.pdf

この中に、『100mSv/年以下では健康への影響はない』という記載がありますが、10月26日付でこれを誤りだと訂正しているのです。

正しくは以下のリンクを辿れと言っているので見てみました↓
http://www.nsc.go.jp/info/20110526.html

『100mSv以下の被ばく線量では、がんリスクが見込まれるものの、統計的な不確かさが大きく疫学的手法によってがん等の確率的影響のリスクを直接明らかに示すことはできない』

つまり、100mSv以下に関しては研究が進んでいないのでよく分からない、ということです。

『影響はない』と断定することと、『よく分からない』では意味が全く違います。このPDFが作成されたのはファイル名から4月11日だと思われますが、要するに、4月の時点では『影響はない』と言っていたものを、半年以上も経ってから『よく分からない』と言い出したのです。

これはもう騙し討ち以外の何物でもありません。事故直後は『100ミリシーベルトでも影響ないから安心してください』と言い、後になって、『本当はよく分からないんだけど、影響ないということにしたので、今後何が起きても責任は一切取りません』と言い出す。

これ、怒っていいでしょう。ホントむかっ(怒り)むかっ(怒り)むかっ(怒り)
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