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2011年12月21日06:39

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第136回・不動院寄席

 15日。夕方から六本木にまで第136回・不動院寄席に行く。お題は「平成23年を振り返る会」。つまり、演者自身が今年一番良かったと思うネタをやる、という。



 開口一番、らく次さん(二つ目)。「転宅」。選んだ基準は「地方巡業でも使えそうなネタで、師匠の前でも喋れそうなモノ」だそう。

 確かに、今年聞いた三遊亭王楽師の演じたものより良い出来だと思う。王楽師の方が、持って生まれた華のせいか客が甘かったのか、ウケてたけど。



 中トリ、こしらさん(真打ち内定)。「だくだく」。選んだ基準はサブエピソード(同業者、つまり弟弟子のらく太クンを笑ってはイケナイ状況で吹き出させた)があるものだそう。ちなみにらく太君も今年、二つ目内定。

 楽しい、んだけどこしらさんにしては普通の出来。



 ヒザ代わり、特別出演?のらく八さん(二つ目内定)。「転失気」。二つ目トライアルで昇進を決めたネタでもあり、幸福の科学の地方教会?に呼ばれて一席やったときのネタでもあるんだそう(彼は信者ではなく、演芸会みたいなトコに呼ばれた)。幸福の科学、仏教系の教えなのに、中はキリスト教会みたいで、楽屋になっていたのは懺悔室だそうな。

 いつもオドオドと不安そうに、小声で演じてしまうのがこの人の欠点だったんだけど、今日は堂々と、大きな声で演じられていて良かった。技量も合わせ、昇進に納得。ただ、入門から13年は長い... 落語協会だったら真打ちになる平均年季だよね。キウイ君の16年に次ぐ前座在位?記録。

 ちなみにらく八さんはこの不動院寄席の初期メンバーだったんだけど、年下のらく次さんらに苛められ?脱退。今日は不動院の主人(真言宗のお坊様。不動院というのはそもそも会場になっているお寺の名称)に昇進の挨拶に来たら、「せっかくだから久しぶりに一席演って行きなよ」ということで、急遽高座に上がったんだとか。その割には着物を持ってきてたけど(^_^;)。



 トリは志ら乃さん(真打ち内定)。「宿屋の冨」。選んだ基準は「真打ちトライアルでやったネタ」。

 これまた上手で楽しい。けど、やや普通。志ら乃さんって、技量は随分前から充分真打ち級だったんだけど。自分のスタイル確立で悩んでおられたように見えてたんだよね。こしらさんとは逆。



 最後に、3人のフリートーク。今日はらく八さんが飛び入りしたので、ごく短く今年を振り返っていた。「らく八、どうせならキウイ師の16年越えを狙えば良かったのに!」は笑った。そうかも〜ってイヤでしょうけど(^◇^;)。

 志ら乃君曰く「長く前座を続けるためには、クビにならないことが必要だから、結構難しい。師匠の志らくは、らく八のことを下手だ下手だと言って長く昇進を認めなかったけど、結構好きだったと思う。どこか面白い、とそのキャラを愛していた。自分も、らく八のキャラは面白いと思うし」だそう。ふーみゅ、そうかもね。



 21時過ぎ終演、22:45頃帰宅。昨日の新宿もそうだったけど、都会は暖かい。気温が、ウチの近所と3℃は違うと思う。都市廃熱のせいかしら。
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