残念、本当に残念。

ダルビッシュがメジャー挑戦発表、ファンの「嘘ついたことに変わりない」の声に弁明も
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1840301&media_id=72

※時間が経てばメジャーで投げるダルを応援するので、今は愚痴らせてください

ダルはメジャーには絶対行かない。
そう信じていましたが、とうとうこの日が来てしまいました

かつてダルは『メジャーには行かない。行くくらいなら野球を辞める』と話していました。ですから、マスコミがどれだけメジャー、メジャーと騒ごうが、『ダルがメジャーに行くはずがない』と強気でいられたのです。

時が経てば心境の変化もあるでしょうし、本人や近しい人間にしか分からない事情というものもあるでしょう。何がダルにメジャー移籍を決断させたのかは知る由もありませんが、本当に残念です。

ずっと日本にいて、ファイターズのエース、日本のエースとして君臨して欲しかった。
それが正直な気持ちです。

それでも、『メジャーには行かないと言っていたのに、嘘つきだ、裏切り者だ』などとは言えません。過去の発言を言質にとって、将来を束縛してはいけないと思ったからです。メジャーには行って欲しくないけれど、本人がメジャーへ行くと言うなら応援する。ファンとして当たり前のことです。

そして、どうせ行くなら頂点を極めて欲しい。
日本にいた時と同じように、圧倒的なピッチングで相手チームをねじ伏せて欲しい。
メジャーのあらゆるタイトルを総ナメして、世界一のピッチャーになって欲しい。

私は野茂やイチローや松井がメジャーへ行っても、試合を見ることはほとんどありませんでしたが、ダルがメジャーで投げる試合だけは見ようと思います。高いお金を払ってでもプレーを見たいと思わせてくれるピッチャーは、ダルしかいませんから。

しかし未練がましいようですが、もう札幌ドームであのピッチングを見られないと思うと、本当に悔しいです。球団は年俸10億、20億払ってでも全力で引き止めて欲しかった。

元来日ハムは『去る者追わず』というドライな姿勢ですが、ダルに関しては金額だけで計れない価値がある。入札でどれだけのお金が入ってくるかは知りませんが、ダルを手放すこと自体が、その何倍もの損失だということを分かっているのでしょうか。

印象深い試合があります。レギュラーシーズン最後の登板になった10月11日の西武戦です。ご存知のように、今シーズン終盤のファイターズは全くいいところがありませんでした。前日の10日は0-12という大敗で、札幌ドームへ足を運んだファンにとってはまさに『金返せ！』と怒りたくなるような試合だったと思います。

だからせめて、ダルのピッチングでファンに『来てよかった』と思わせて欲しい。そのためには、完封で、しかも奪三振ショーを見せて欲しい。ファンの誰もが圧倒的なピッチングを期待する中、ダルは西武打線を3安打15奪三振で完封してくれました。

この試合を私はテレビでしか見ていませんでしたし、ダルがどう思っていたかは分かりませんが、『情けない試合が続いて申し訳ない。今日はせめて自分のピッチングでファンを喜ばせたい』という思いが伝わってくるようで、ああ、ダルはやっぱりお金云々ではないな。簡単に手放してはいけないな、と感じたものです。

無論、別にダルがいなくなったからといって、ファイターズの応援をやめようとは思いません。しかし、これまで極力ダルの登板日に合わせて、札幌ドームへ足を運んでいたのも事実です。

こういうことを願ってはいけないのでしょうが、
去年の岩隈みたいに交渉決裂で日ハム残留、となりませんかね