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2011年11月07日05:03

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東電と賠償と締め付け策

 28日産経・読売。東電と賠償機構は「緊急特別事業計画」をまとめた。終身年金(80歳以上のOBOGに支給)の3割カットなどで数千億円節約する、という計画。その代わり、東電は当面の賠償資金として1兆円を機構に求める。

 終身年金なんて超?高齢者用年金をカット、なんて実効に欠けるでしょ。企業年金の解散(払った掛け金の分だけ割り増し無しで返却)にくらい踏み込むべき。厚生年金があるのだから、慎ましくならそれで充分暮らせるハズ。東電は、自分たちは事実上の倒産企業だ、という自覚を持つべき。

 ところが4日各紙夕刊によると。政府は東電の緊急特別事業計画(いわゆるリストラ計画)を認め、1兆円強の支援申請を認めた。支援機構から8909億円、国から1200億円が支援される。

 口先だけではキビシイことを言っていた枝野経産相、案の定、腰砕け。東電のリストラ計画、まだまだ不十分デショ。

 同日夜のMHKニュースでは、自主避難者への賠償も東電は拒否したらしいし。全ての自主避難者へ賠償するのは行き過ぎ(東京から岡山に逃げた作家もいるらしーけど、これは行き過ぎ。また中高齢者が自主避難するのも行き過ぎ)だと思うけど。福島・郡山などから乳幼児を避難させた、なんていうのはせめて実費の半額でも賠償してあげるべきでは。

 東電をもっと厳しく締め付けなければ駄目。




 話はズレるけど、週刊ポストの大前コラムによると。10年で6000億円過大に見積もられていた東電のコスト。実はこれは大した問題ではないと言う。東電の規模から言って、電気料金を1%引き上げているだけだから。そもそも日本の電気料金は、23円/kWhと世界標準の倍。発送電分離し、発電については自由化、送配電は公営化すべし、というのが大前の見解。そうすれば、自分で発電法と料金を選べる、ニュージーランドなどのような制度も選べる。ただし、送配電は一本化すべき、と。

 送配電一本化以外は私と同じ意見。私は、中小の工場がある地帯は2系列あって良いと思う。安定で安い電力は産業用に使うべき。不安定で高いけどクリーンな電力は家庭で。で、両者の中間的な、自宅を兼ねた中小工場には2系列配電したい。

 東電に対する締め付け策も兼ねて、東電管内の一部、やりやすいところからだけでも、早期に発送電分離を行うべきだと思う。




 また、東電締め付け策に関連して、4日読売などによると。東電株主ら、現経営陣に過去の経営者へ賠償請求せよと要求。入れられなければ株主代表訴訟も辞さず、と。
   http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111103-OYT1T00869.htm?from=main2
やっと株主代表訴訟の動きが出て来た。遅すぎ。
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