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2011年11月04日22:28

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名古屋市科学館 〜近畿プラネ巡り旅1日目〜

ハートスペード各日記へのリンク集ダイヤクラブ

2日目 〜ラフォーレ琵琶湖〜
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3日目 〜エル・マールまいづる〜
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4日目 〜姫路科学館・神戸市青少年科学館〜
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5日目 〜大阪市立科学館・ドリーム21・ソフィア堺〜
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6日目 〜明石市立天文科学館〜
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7日目 〜道の駅 富士川楽座〜
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ども〜
出先のホテルから日記書いてます。

近畿プラネ巡り旅1日目。名古屋市科学館に行ってまいりましたわーい(嬉しい顔)

すごく・・・大きいです・・・ww
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壁面には蔦系の植物を這わせて冷房効果を高めているようです。


白川公園の噴水とコラボ
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そぉそぉ、科学館のリニューアルに伴って、街灯も光害の少ないタイプに交換されています。
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さすがに公園全部には予算が回らなかったようですがf^^;

内部の展示は訪れた人だけのお楽しみ…ってことで、マニアックなトコロだけ紹介します。
展示物以外でも、科学に関係しそうな設備は見せる。
他の科学館でもやっていますが、ココもバッチリやってました。
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消火栓…                        エスカレーター

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免震ダンパー

放電ラボは残念ながら休演していたのですが、そのお知らせがこちら。
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『高電圧発生装置(テスラコイル)の2次コイルから出火したため……』
普通、ココまで書きませんよ。『調整中』と書いておけば済むと思うのですが、トラブルを隠さない…というか、トラブルまでもネタにしてしまう、その姿勢に感激です。
将来、原因究明した詳細まで展示してたらスゴイですね。ま、そこまではやらないと思いますがf^^;

お待ちかね?の天文フロア。
宇宙の奥行きを感じられるように、星座を立体的に表現しています。
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のぞき窓…                       横から見ると?
写真じゃわかりにくいですが、ベテルギウスはちゃんと色が変えてありましたよ。
他にも夏の大三角、カシオペア座など、いくつか展示されています。

さてさて…ここからはマニアックな写真が続きますww
2010年に退役し、展示フロアに移動したツァイスIV型。
近くで見ると、想像以上に大きかった…
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日周運動用の馬鹿でかいリング          惑星棚をアップでww

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操作卓…… 後でUNIVERSARIUMの卓と比べるからよく覚えておいてね


さてさてさて…
今日の本命。プラネタリウム投影の時間がやって参りました。
ちなみに、今日は11時に売り切れたようです。……今日は平日だよな?
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UNIVERSARIUM-IX型たん
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最新鋭になっても、コンソールは旧型を踏襲しているようです。
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なんとなく似てますよね?

ちょいと投影機のおはなし。

投影星数というスペックで比較すると、名古屋の投影機ははっきり言って最低クラスです。
ミノルタのInfiniumは26万個。
五藤のCHIRONは1,000万個超。
大平技研のMEGASTARIIは2,200万個。
対して、名古屋に導入されたUNIVERSARIUM-IX型は、たった8,000個です。

でも…実際に見れば、UNIVERSARIUM-IX型のすばらしさが分かるはず。
ドームの広さも要因の一つだと思いますが、星がちゃんと「点」として投影されているんですよ。
なにを単純なことを…と思うでしょ?
普通のプラネタリウムって、ランプから出た光が恒星原盤に開けた穴を通して投影されています。
それだけでは星の明るさが同じになってしまうので、穴の大きさを変えて表現してるんですね。
暗い星は小さい穴。明るい星は大きい穴。
ただ、コレで全てを表現するのには限界があります。
見えるぎりぎりの星を基準に、明るい星をつくっていくと穴がだんだん大きくなっていき、投影される星は「・」じゃなくて面積をもった「●」になっちゃいます。

それを回避するため、明るい星(一般的に1等星以上)はブライトスター投影機といって、別の投影機を使います。
ここまでが一般的な投影機。

名古屋に導入されたUNIVERSARIUM-IX型はちょっと違います。
ランプから出た光を、光ファイバーで全ての恒星の位置に導いています。
つまり、極端な言い方をすれば、全ての恒星をブライトスター投影機で投影しているようなもの。
そのため、暗い星は言うに及ばず、明るい星もちゃんと「・」で投影されるんですね。

今回、双眼鏡を持って行って細かいところも見てみました。
わかりやすいところで、ペルセウス座にある2重散開星団h-x と アンドロメダ銀河
ちゃんと投影されてます。アンドロメダは銀河の形がちゃんと投影されていました。
でも、肉眼ではぼやっと見えるだけです。

投影後、解説員の方にお話を伺ったところ、肉眼で見える6.5等までの星雲・星団は全て投影しているとのこと。
また、星団の星は8000個の数に入っていないそうです。
馬鹿正直とゆーかなんとゆーかf^^;

UNIVERSARIUM-IXが投影する星空は、MEGASTARのような派手な星空ではありません。
しかし…
「点」で見える星たち
自然に瞬く星たち
色の違う星たち
実際の見た目に一番近いのではないかと思います。

名古屋のコンセプトは 「プラネタリウムで見た星を、実際の星空で見てほしい」
だから、「宇宙から見た星空に一番近い」と評されたメガスターのような星空は必要無いのでしょうね。

また、デジタルプラネ (Skymax-DS2)も導入されていますが、ここぞと言うところでスパイスのように使うだけでした。
この使い方を「渋い(使いどころをわきまえている)」と見るか、「もったいない」と見るか。
私は前者です。

安易に買い物の番組を流す「全天周映画館」に成り下がるプラネタリウムが多い中、やはり名古屋は違うと感じました。

展示物、プラネタリウム、建物や照明、エコに至るまで…
隅々まで気を配った素晴らしい科学館です。

最後、拙い文章ばかりになっちゃいましたねf^^;
呑みながら書くといつもコレだww

2011/11/14追記…
ちょいと展示物について補足
ここは各展示物に対して詳細を解説した「展示解説シート」なるものが置かれていて、無料で持ち帰れます。
ただし…全て持って帰ろうと思うと膨大な量になるため、ミュージアムショップでは製本されたものが売られています。
1冊1300円。高いけど買いました。
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全ての展示を回って集める根性さえあれば、買わなくてもokですが…
ざっと数えて、200ページ以上ありますf^^;
興味のある展示だけ貰うのが無難でしょうね。

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