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2011年10月16日20:54

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雄阿寒岳登山

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10月上旬の連休に、雄阿寒岳に登ってきました!(^^)v
本当は去年(2010年に)登る予定でしたが、天候不良のため見送ってましたので
ちょうど一年ぶりのリベンジとなりました。

雄阿寒岳は、マリモで有名な阿寒湖の東側に位置する1371mの独立峰の山です。
なだらかな雌阿寒岳(マチネシリ=女山)に対し、こちらは垂直方向に延びる
男性的な山(ピンネシリ=男山)である。
登山口の標高は 420mで、登山道は 片道 6.2kmなので、往復 12.4kmである。
摩周岳登山の時よりも2kmほど短いが、今度は全工程で ほぼ登りである。
しかも標高差が951mにもなり、頂上が1371mですもん!(^^;

ちなみに、登りの所要時間は3時間20分で、下りは2時間50分でした。
登りは景色を楽しみながら写真も いっぱい撮っての時間です。
まぁガイドブックにある所要時間と大体同じくらいかと…。(^^ゞ

当日朝は5時起きで、コンビニに寄って7時には釧路を出発。
天気は なんと、釧路自慢の濃霧。70〜80m先は真っ白…。(^^ゞ
天気予報は全国的に晴れで、北海道も一部を除き ほぼ晴れマークだった。
かまわず車を走らせると、阿寒町の手前で霧が急速に無くなって晴天に!(^^)v

釧路からは1時間半程で雄阿寒岳の麓の駐車場に到着。
登山口の側にある小さな駐車場は きっと満車と思い、国道沿いにある手前の
広い観光客用の駐車スペースに車を止めた。
登山口側の駐車場は車上狙いが多いとネットで見掛けたので…。(^^;

靴を履き替えてリュックを背負って出発!
まずは登山口まで、国道沿いの歩道を300mほど登っていく。
途中、滝見橋から滝と紅葉を楽しむ。既に観光客やカメラマンが7〜8人ほど居ました。
更に歩道の坂を上り登山口のある脇道へ入る。案の定、駐車場は満車でした。

駐車場の奥へ進むと阿寒湖が姿を現し、雄阿寒岳も目に飛び込んでくる。
阿寒湖の旧水門を渡り、登山ポストのノートに名前を記載したら、
本格的に登山のスタートです。

まずは阿寒湖の岸を新水門まで歩く。紅葉は進んでいたが少々早かったみたい。
ちょうど遊覧船も やってきていたので写真をパチリ!
新水門からは阿寒湖を離れ、川に沿って太郎湖へ向かう。
太郎湖の岸を進み奥まで来たら、いよいよ森の中へ!

そこは原始の森の姿である。大木が登山道を何度となく塞き、倒木しそうな木は
あらかじめチェーンソーで切られている様子。
左土手下には次郎湖も確認できたが、通過して高度を上げて登っていく。
やけに湿度が高く、太陽の光も届きにくい森の中である。
緑が鮮やかなコケの世界は、なんとも不思議な雰囲気が漂う。
森の奥へ奥へ、そして少しずつ登っていく。

一合目を通過し、結構な森の奥へ進んだ所でやっとジグを切って更に登っていく。
大きな岩は所々に見られるのだが、その周りには穴ぼこが多々ある。
覗き込むと結構深いものがあったり、岩と岩の隙間が小さな洞窟の様な所もあった。
二合目を過ぎたあたりで一時平地の様な所も2か所程あり、かと思えば、
上を見ると岩の壁の様な所もあった。

三合目付近から登りがきつくなり、ほとんど急な土手を登って行くような…。
一応、ジグを切って登っているのだが、地図では尾根道と思ったが、
全然 景色は見えないし、登りはキツイし…。(^^;
登山道が土から砂利や石が混ざってくるようになると、
太陽の光に暑さを覚え、湿気が乾燥した空気に変わる。

四合目付近の登りが最も辛かった気がする。
雌阿寒岳と阿寒湖が林の隙間から見えるようになり、更に登っていくと
少し平らな部分に到達する。そこでやっと五合目だ!
ガイドブックに書いてある通り、高度感と疲労感の割には「まだ五合目」と驚愕する。
ただ頂上方面を見ると、ハイマツで覆われた山頂部が開けた視界に飛び込むのが嬉しい。

気を取り直して再び登っていく。大きくジグを切って登るが、日差しが暑い。
結構な疲労困憊状態で七合目を通過し、更に高度を上げていくと、
周囲の展望が開け、後ろを振り返ると眼下に阿寒湖の全貌が…。キタキタキター!(^^)v
最後の難関である火山れきの登りにくい坂を登りきると八合目に到達し、
頂上の頂きが見えた。坂の下から見えていた頂きが頂上では無かったのが判明…。(^^;

そして八合目には、旧陸軍の気象観測施設の古い門柱やコンクリートの基礎部分などが
今も残っているのです。ビックリ!
う〜む、ここが山小屋だったら良かったのに…。(^^ゞ

さて頂上ですが、実は まだ ちょっと先にあった。
頂上付近は2つの火口の窪みがあり、反時計回りに火口壁上を進むのであった。
岩とハイマツの歩きにくい道である。少し下って九合目を通過し、
再び岩の急斜面を登ると、やっと山頂に到着!!
めっちゃ疲れました…。(^^;

頂上からは2つの火口が邪魔をして阿寒湖は見えませんが、
反対側にはパンケトーとペンケトーの2つの湖がハッキリ見えます。
ただ残念だったのは、雲ひとつない晴天だったのに、空気中の水蒸気が多いせいか
霞がかかって遠方があまり良く見えなかった…。(^^;
そんな事もあるのね!

小一時間ほど頂上にて昼食と景色を楽しみ、下山へ。
2時間くらいで下りられるかと思っていたが、思いのほか速くは下りられない。
急斜面が多いせいもあり、また足の疲労もあり、まぁ のんびり下山である。
途中、木から木へ飛び移るムササビらしき動物を目撃。写真は撮れなかったが、
大きいリスだったかも?(^^ゞ

それにしても、下りは四合目から次郎湖までが長く感じた…。(^^;
歩いても歩いても果てしなく登山道が続き、地面や倒木は湿っているので
ゆっくり座って休むところも無く、ひたすら長かった。
まぁ、次郎湖から太郎湖を経由して登山口までも長く感じたけどね。
10月だったので陽が傾くのも早く、車まで戻った段階で夕方ですね。
釧路に到着した頃は もう真っ暗でした。(^^ゞ
そう言えば、下山途中に登ってきた人達は暗くなる前に登山口まで帰れたのかなぁ?
あんな森の中で日没を迎えたらヤバイよ!(^^;


以上、雄阿寒岳登山レポートでした!(^^)v


フォトアルバムにも写真を掲載してますので、見てみてね!

http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000039470716&owner_id=6137219
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