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2011年10月16日01:20

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両親の認識

海底生物、予想以上の濃度も=福島沖、規制値は大幅に下回る―放射性セシウム
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1777666&media_id=4

食品の放射能汚染に対する私の両親の考え方と、私の対応。年齢は二人とも60代です。

【父】
放射能なんて『そんなに気にする必要ない』って本に書いてたから、産地は気にしないでどんどん食べる。
しかしその根拠になる本は『ニュートン』。私も読んでみたが、原発推進派・御用学者の常套句『放射能は正しく怖がりましょう』の文字がでかでかと目に入る。
まあ『少しは気にしろ』と言ったところで人の言うことを聞くタイプじゃないし、年齢的にも放射能の感受性が低いから、本人の好きなようにすればいいんじゃないかと思う私は、息子として薄情者だろうかあせあせ(飛び散る汗)

【母】
元来心配性で、放射能に関しても非常に不安がっている。
インターネットをやらないので情報が不足しがち。
とりあえず、若い人よりは放射能の影響を受けにくい、という事を説明。
安心とは言えないけど、気にし過ぎてストレスを溜めるのもいけないから、食べたいものは我慢しないで食べてもいいと思う。
ただし、海産物は汚染の程度が分からないので、不安なら食べない方がいい、と言っておいた。

『海産物は汚染の程度が分からない』

これが今日の本題です。

もともと国や自治体は放射能汚染の調査に消極的ですが、とりわけ海や海産物の汚染調査に関しては、農産物に比べて非常にデータが少なく、きちんと調べていないのが現状だと思います。

実際、私の地元である函館はイカ漁が盛んですが、放射能測定を行っていません↓
http://www.ehako.com/news/news2010a/2909_index_msg.shtml
(函館新聞HP)

海洋生物の汚染を正確に調べるには、海藻や貝類など、同じ場所に留まって動かないものを調べなければいけません。広い海域を移動する魚類をいくら調べても、汚染の正確なデータは分からないのです。

なぜ海藻や貝類を調べないのでしょうか。調べたら日本の漁業が崩壊してしまうほどの、ショッキングなデータが出るかもしれない、という恐れがあるからでしょうか。

汚染の程度がどうであれ、食べる食べないの最終的な判断は、国がすることではありません。きちんとしたデータを示した上で、消費者が個人で判断することです。

しかし、これでは消費者に選択の余地がありません。まるで『お上が大丈夫だと言ってるんだから買って食え、食わない奴は風評被害を助長する非国民だ』と言わんばかりです。

きちんと汚染を調べ、その上で日本の漁業をどうするのかを議論しなければいけません。臭いものに蓋をしてうわべだけを取り繕っても、日本の漁業を守ることには、決してならないと思います。

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