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2011年10月13日22:30

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放射能汚染の現実とどう闘うか

日本の規制値「理解できない」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1773940&media_id=4

東北文教大学教授の松田浩平氏によれば、国の暫定基準値の500bq/Kgは、全面核戦争に陥った場合に、餓死を避けるためにやむを得ず口にする食物の汚染上限であり、3年続けて食べたら致死量に達すると主張しています。

松田氏の専門は実験心理学で、放射能の専門家ではないので信憑性は疑問ですが、『年間100ミリシーベルトでも安全』と言う山下俊一のような専門家もいますし、いずれにしても、国の暫定基準値がかなり甘いというのは確かなようです。

あまり悲観的なことを言うのは憚られるのですが、小出裕章氏などが言っているように、3月11日を境に日本は変わってしまった。程度の違いはあれど、もう日本全土が放射能で汚染されてしまった。安全な場所や、安全な食べ物・飲み物などどこにもないのだ、という認識を持たなければいけないのかもしれません。

それでも、せめて子供だけは放射能から守りたいですね。子供に汚染の少ない食べ物を食べさせるには、どうしたらいいのでしょうか。毎日、原発から遠い生産地だけを選んで食材を調達するなど、個人でやるには限界があります。まず現在の暫定基準値は撤廃し、汚染の程度によらず全ての食品の数値を公表させなければいけません。

小出氏は、放射線の感受性が低くなる50〜60歳以上は汚染の高いものを食べ、子供には汚染の低いものを食べさせるために、汚染の度合いによって、60禁、50禁、40禁・・・というような『一定の年齢以上の者は汚染の低い食べ物を食べてはいけない』という年齢制限を設けるべきだと主張しています。

しかし、すべての数値が公表されるようになれば、一部の金持ちが汚染の少ない物を買い占めて、庶民が汚染の高い食べ物を押し付けられる。そういう事態になってしまうかもしれません。

だから私は、せめて国には以下のことをやって欲しいと思います。

【1】現在の子供手当てを現物支給にする
ばら撒きと批判されている子供手当てですが、これを金額分の米、飲料水、ミルクといった現物で、各世帯に支給するのです。もちろん、国が責任を持って、子供がいる全世帯に汚染の少ない物を届ける。全部の食品を国が一元管理するのは無理かもしれませんが、この3品目に限れば、やってできないことはないでしょう。

【2】学校給食の食材は国が管理する
給食は子供が毎日食べるものです。汚染の少ないものが確実に子供たちの口に届くよう、購入から分配まで国が責任を持って食材を管理する。当然調理法も、国が責任を持って全国の給食センターや調理員に指導し、きちんと守られているかどうか、こまめに厳しく調べる。

子供たちを放射能から守るのは親とか学校とか地域とか、もはや個人レベルで行えるものではありません。戦時中を髣髴とさせるのであまり好きな言葉ではないですが、もはや国策としてやっていかなければいけないでしょう。

ですから、最低限この程度は国が責任を持ってやって欲しいですし、やるのが当たり前ではないでしょうか。これでも全然不十分なのですから。何度も『国が責任を持って』と書きましたが、政治家からこのような提案がなされたという話は、残念ながら聞いたことがありません。
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