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2011年09月12日12:39

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銀の花瓶に菊之情

 土曜日は繁昌亭の夜席へ。銀瓶さんと菊之丞さんの二人会『繁昌亭 銀の花瓶に菊之情』で、補助席も出る大入りでした!

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番組

1.桂佐ん吉「代脈」(開口一番)
2.古今亭菊之丞「船徳」
3.笑福亭銀瓶「一文笛」
仲入り
4.笑福亭銀瓶 「宿題(桂三枝作)」
5.古今亭菊之丞「幾代餅」

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 開口一番の佐ん吉さんは客席が重くて苦労されながら「代脈」をきっちりと。寝ている人がちらほらいたのが気の毒。そのせいか、だんだんと早足気味になっていたような。佐ん吉さんが終わってから入ってくる人もけっこういました。

 菊之丞さんの1席目は「船徳」。相変わらず客席が重かったのですが、若旦那の徳兵衛が船頭として客を乗せる辺りから笑いが起こり始めました。船をどうにか操っている徳兵衛が「天竜下り」を歌おうとして乗客から「今はそいつはやめてくれ」と止められるクスグリに爆笑したのですが、不謹慎だったためか他の人はあんまり笑っていなかったです。

 銀瓶さんの登場に今までとはレベルの違う拍手が。「一文笛」はスリの噺なのですが、義賊ぶったプライドから子供を窮地に追いやってしまったスリの業が、緊迫感あふれる大熱演でひしひしと伝わってきました。上手いですね!

 仲入り後、銀瓶さんの2席目は「宿題」で、高校生クイズに関するマクラから本題まで、大爆笑の連続でした。子供が持って帰ってくる算数の文章題に、ツッコミを入れながら回答をごまかすお父さん、文句なしに面白かった!

 菊之丞さんの2席目は「幾代餅」で、始まってから立川談笑さんで観たことのある「紺屋高尾」(正確にはリメイクの「ジーンズ屋ゆうこりん」でしたが)に似ているなぁと思っていたら、サゲまで同じ展開に。古今亭だと「幾代餅」、立川だと「紺屋高尾」になるのでしょうか。幾代太夫の錦絵を見て恋煩いをする清蔵の生真面目さ、幾代太夫の美しさが伝わる名演だったと思います。談笑さんの清蔵は気持ち悪いかんじがあり、あれは立川流の毒だったのかも。
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