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2011年09月11日13:53

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マル暴も不況には勝てない

■困窮なりふり構わず?暴力団恐喝減り万引き3割
(読売新聞 - 09月08日 14:35)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1735582&media_id=20

≪今年6月までの上半期に窃盗容疑で摘発された暴力団構成員や準構成員は昨年同期より168人多い1736人で、1989年(平成元年)以降で最多となったことが8日、警察庁のまとめで分かった。
 年間最多の2003年(3396人)を上回るペースで、3割にあたる533人は万引きだった。同庁は「企業などの暴力団排除が進み、上納金や生活費に困った組員が盗みに走っている」と分析している。≫

 暴力団の世界にも不況の波は押し寄せてきていて、美味しいシノギの手段などあろうはずもなく、上納金や生活費にも事欠き、チンピラは万引きにまで手を染めるようになっているようである。

 反社会的勢力に属する人間は、いつの時代にも一定数は必ず存在する。堅気の世界に馴染めない気質を持った人間は、いくら教育や矯正に力を入れたところで、ゼロにはならないからである。そういう連中を完全に締め付けてしまうと、地下に潜って把握困難となったり、却って凶悪化するということで、ある程度はお目こぼしもしつつ、中小の暴力団が広域暴力団傘下で組織化されるのにも目をつぶることで、管理を容易にする方を選択するというのが、従来の警察のやり方であった。

 ところが最近は徹底的に反社会的勢力を撲滅することを考えているように見えるが、警察はやり方を変えたのであろうか。

 広域暴力団といえども、ピラミッドの頂点に位置する本社みたいなものであり、裾野から吸い上げられてくる上納金がなければ存続できない。根を徹底的に腐らせれば、やがて頂点の大組織もやっていけなくなるだろう。

 でもそうなったとしても、従来ならばマル暴として堅気とは別の世界に生きていた連中が、組織化されずに個々に社会のあちこちで悪さを働くようになり、却って堅気にとっては迷惑な存在になりはしないか。中には外国人の犯罪組織と行動を共にする連中も出てくるだろう。警察はそうした連中を、シラミ潰しに撲滅させていくだけの体力を持っているのだろうか。

 誤解されては困るが、僕はマル暴の肩を持つつもりはない。

 しかし、アウトローはいつの時代にも一定数は存在する以上、堅気にあまり迷惑をかけさせないように、囲い込んでおくしかない。それに、世の中はキレイなところばかりではない。建前ばかりを貫き通して徹底的に排除した後、困窮した連中をどう扱うのかまで考えているのだろうか。

 教育や矯正によっても、社会に適応できない連中をどう処理するのか。まとめてゴミ焼却炉にでも放り込むところまで腹を括っているのならば、それはそれで構わないが、後工程まで考えずに、掃除ばかりしていても、却って問題を複雑化するような気がするのだが、如何であろう。
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