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2011年09月11日13:29

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大人の世界

経産相失言「くだらない」の声
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1737715&media_id=2

 大人の世界では、腹の中では思っていても、そして相手もそれを理解していても、口に出して言うべきではないようなことが、たくさんある。映画の寅さんならば、「それを言っちゃあ、おしまいだよ」と言うような話である。

 鉢呂吉雄経済産業相(この日記を書く時点では厳密には「元」がつくが)の「死の町」発言もそれと同様の話であろう。

 前にもこの日記にかいたかと思うが、福島原発の周囲など、最早誰も住みたいとは思っていない。元の住民だって、元どおりの生活ができるとは思っていないだろう。したがって、政府としてやるべきことは、早く政府としてのスタンスを明確にして、「どこまでは住めるが、どこからは住めないか」を宣言し、それに伴う諸々の行政措置を具体的に取ることである。

 それをグズグズとして、いつまでも先送りにしておいて、経産相の感想かも知れないが、こういう誰もがわかっていても、敢えて口に出すことを躊躇っているような内容の発言をしたら、反発されるのは当り前である。当り前のことがわからないのは、「KY」であるし、馬鹿である。政治家というのは「空気」を読むのが仕事みたいなものであるという意味では、彼は政治家としての資質に欠けているとしか言いようがない。所詮は農学部出身で農協勤めを経て、社会党から代議士になったような人物の「限界」なのであろう。初入閣して舞い上がってしまったんだろう。

 それにしても、昔から政治家の失言や舌禍事件はたくさんあるが、だんだんとレベルが落ちてきているように思えてならない。教養も見識もない連中が政治家をやっているのだから仕方がないのかも知れないが、情けないのは、そういう低レベルな連中を選んでいるのが我々有権者だということである。

 政治家のレベルを見れば、有権者のレベルが自ずからわかるものだという意味では、馬鹿な政治家を批判する前に、我々自身のダメさ加減を反省するべきなのだろう。
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