ただいま。
NGOのボランティアツアーの引率でいったフィリピンから帰国した。
の、話を書くのがふつーなんだろうけど、それはまた次回
で。
帰国したオレを襲ったのは、これからまた新しい展開へと繋がろうとしていた東日本大震災への復興支援計画の頓挫だった。
正直、詳しい事情はわからない。
それぞれの基盤や被災地復興への熱い思いを持つ仲間達が協力して、何度かの深夜までの会議や、8/11の線香花火の祈りイベントを経て、いまいちまとまりはないながらも、なんとかみんなで協力して進んでいけると思ってた。
そのすべてが始まる初めてのミーティングの前に、言い出しっぺのオレに個人的に連絡をくれたメンバーと、もうひとりと、夜、地元近くのガストで3人で会った。
初めて会った3人が、被災地の現状やこれからの復興支援について、時に熱く、時にゆるく、ドリンクバーだけで何時間か語り合った。
震災から半年後の9/11、みんなで協力して何かできたらいいね。被災者の人達を元気づけられるような…
そんな話をした。
なんかいい夜だった
なんとなく思った。
新しい一歩を踏み出すきっかけになるような気がした
それまで何度かNGOで、または個人で被災地にボランティアに行ったけど、現地の状況の変化にどう対応していけばいいか、少し行き詰まってた。
でもまた、新しい夢の架け橋がかかろうとしてるような気がした。
そしてその後、月日を経て、何人かのメンバーが集まり、何度かのミーティングを重ねた。
夜中までそれぞれの熱い思いを語り合い、被災地の明日への希望を模索しあった。
去っていった者もいた。でも、いつのまにか仲間は広がり、繋がり、形になっていってると思ってた。
でも…
今、その夢の架け橋は、一度外された。
また一からやり直しだ。
もしかしたら遠回りだったかもだけど、それが現実なら仕方ない。
紆余曲折を経て、それでも繋がった仲間とその思い。
それはずっと続く思いであり、大切な仲間だと思ってた。
いや、今でも思ってる。
まだ大丈夫だよね。
みんなで協力して、また次の一歩を探せるよね。
…
帰国して、mixiを開くと、
あの夜、ガストで語り合ったメンバーが、日記でオレへのメッセージをくれていた。
「おかえりなさい…
初めてお会いしたガストで3人で夢見た、
9・11を目指そう…
叶わずに申し訳ないのです…」
なんか、涙が出そうになった。
そうだ。
まだちっぽけだったけど、
それは確かに夢だった。
うちらにとって、
忘れちゃいけない思いがあふれた、
輝く夢だったんだ…
…
うん。
でも、
まだがんばれる。
だって、
自分のためだけのことじゃないから、
共に生きる日本のためにきっと必要なことだから、
だから、
一緒に、
がんばろうよ…
ログインしてコメントを確認・投稿する