経産省原子力村２

　１６日各紙。泊原発、今日にも知事が点検からの運転再開を承認する見込みだとか。これ、「北海道は今、電力足りてる！なのに原発再開ナンセンス」と書いている人がいて、のけぞった。運転再開する泊原発の炉は、現在調整運転と称し既にフル発電しているから、電力足りている、という事情なのに。また、寒冷地なので、冬に向けても心配。


　１７日東京。北海道の高橋知事は元経産官僚。北電からも毎年33万円〜45万円ほど（個人名義で）献金を受けているそうな。これが泊原発再稼働に積極的な一因？

　とまれ、泊が再稼働すれば、来年３月で日本の全原発が停止することはなくなる。そういう象徴的な意味も、経産省の狙いかも。




　１８日毎日夕刊。福島第一原発における汚染水の海洋放出（４月４〜１０日）について。海外への事故情報提供担当だった保安院は、近隣国への通報必要性を全く認識していなかったとか。外務省が事態に気づいたのも、東電に詰めていた外務省職員が偶然知っただけ、だそう。

　当時の政府の混乱ぶり・無茶苦茶ぶりが良く分かる。これだけでも、保安院長は更迭すべきでしょ。なのに、更迭じゃなく通常の肩たたきで、退職金割り増し支給... トンデモナイ。




　１９日東京。「日本原子力学会」は先月７日、福島第一原発事故調査・検証委員会に「個人の責任を不問にするよう」求める声明を出しているんだそうな。委員の一人が猛反発。学会側は「でないと、情報が出て来なくなって真相究明が出来なくなるかも」って、隠す側が言うことかぃっ！スゴイ感覚。呆れるばかり。




　１９日東京。歴代保安院長で、資源エネルギー庁で役職に就いたことがないのは、３代目の広瀬氏だけらしい。
　　　・初代、佐々木宣彦（01.1〜04.6）
　　　・２代、松永　和夫（　　〜05.9）（前次官）
　　　・３代、広瀬　研吉（　　〜07.7）
　　　・４代、薦田　康久（　　〜09.7）
　　　・５代、寺坂　信昭（　　〜11.8）
　　　・６代、澤野　弘行（在任中）