ホワイト、さらば

個人的なことがらを、ここにしたためておく。

先日（木曜日）の朝はやく、二尾飼っている金魚のうち、
ホワイトと呼んでいる、メスのでかいほうが、水面近くにぷかぷか浮いていた。

あ、とうとう死んでしまったか。･･･やっぱりな。

数日前から、エサを食べようともせず、ふらふらと、揺曳していたので、
死んだという事実に対する驚きは、あまりなかった。
ただただ、ショックだった。

横たえた身を掬いあげてみると、死後硬直が始まっており、尾びれが斜めに折れ曲がっていた。
水槽洗いのたびに、ぴちぴちと跳ねて暴れ、あれほど手こずらせたのが、まるでうそのようだ。
家人を起こし、ホワイトが死んだ旨を告げ、身柄を確認したのち、丁重に葬った。

ずいぶん前に、mixiの日記で、金魚を飼うにいたった経緯を、書いたことがある。
（スミマセン削除してます）
だから、このことは、報せておくべきかなと思った次第です。



もう一尾の、オレンジと呼んでいるオスの金魚は、いまも健在である。
ただ、――金魚に感情があるかなしか、ぼくにはわからないけれど――
かたわれを失ってしまったかれは、やはり、こころなしか寂しそうに映る。