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2011年06月13日20:54

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長寿遺伝子のスイッチをONにする方法

 2,000年にアメリカで発見されたサーチュイン遺伝子。
 だいぶ研究も進み、だんだんとその全容が見えてきた。
 誰でも長生きすることが出来る長寿遺伝子とは何か?

 地球上の全ての生物が持っているという長寿遺伝子。
 普段はスイッチがOFFになっているが、あることをするとそのスイッチがONになるらしい。
 サルを使った実験では同じ年齢のサルで衝撃的な外見の違いがある。
 若く見えるサルはシワも無ければ毛もフサフサで抜けていない。
 このサーチュイン遺伝子のスイッチがONになると、連鎖的に長寿に必要なたくさんの体のシステムのスイッチがONになり、そのシステム数は数十にも及ぶらしい。

 それでは若々しいサルと古ぼけてしまったサルとでは一体何が違っていたのか?

 その答えは、エサ、しかし中身は同じ。
 違っていたのはエサの量だという。
 長寿のサルには老いたサルより30%少ないエサが与えられていた。
 ある程度の飢餓状態を経験することによってこの遺伝子のスイッチはONになるのだ。
 感覚的には必要最低限くらいの食事量にすると(今まで普通だと思っていたものの3割引くらい)スイッチが入るようだ。
 するとこの遺伝子がある物質を生産し、その物質が長寿に必要な関連システムのスイッチをONにしていくらしい。
 ただし、また豊かな状態に戻るとOFFになってしまうらしい。

 昔から(どのくらい昔からかわからないが)日本で言われていた腹八分目だ。
 八分目よりちょっと少ない腹七分目くらいで生活すると、このスイッチが入りやすいようだ。
 ペットも長生きさせようと思ったら、あまり腹いっぱい食わせない方がいいようだ。

 病気になると食欲がなくなるのはこの遺伝子のスイッチをONにする為なんだろうか?

 更に、ワインなどに含まれいるリスベラトロールというポリフェノールの一種が、この遺伝子を活性化するらしい。(普通は関連システムのスイッチを一回いれるとその物質は役に立たなくなるが、リスベラトロールがその物質をリサイクル活性化するという)

 この研究結果を見ると、明治生まれの人が長生きだったとか、昭和の豊かな生活をしていた人が短命だったとか、色々なるほどと思われる事例にぶち当たる。
 長寿のご老人がみんな痩せているのも頷ける。

 もう少ししたら、誰でも100歳位まで生きられる時代が来ちゃうかもしれない。

 それにしても、自分を律するということの重要さが身にしみる。

 植物の場合はどんな感じになるのかな?

 それと遺伝子的には個体が長寿になる事にどんなメリットがあるんだろうか?
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