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2011年03月30日00:00

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「坂本真綾LIVE TOUR 2011“YOU can‘t catch me”」大阪公演

(つづき)

と、いうわけで急遽チケットを入手し、
「坂本真綾LIVE TOUR 2011“YOU can‘t catch me”」
大阪公演に参加させていただきました。

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↓僭越ながら、
私もチャリティーグッズのポストカードとクリアファイルを
購入させていただきました。
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↓ライブパンフレット
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そして、公演開始。

ライブ中はサイリウムを振る人もコールを入れる人もまったくいなくて
手拍子と拍手のみの落ち着いた雰囲気でした。

MCはメモが間にあわなかった部分が結構あるため、正確ではありません。
あくまでも、「こういうニュアンスの事を話された。」くらいの感覚で読んでください。




(MC)
こんばんは、坂本真綾です。
今日、いろいろな選択肢がある中、ここに来ることを選んでくれたことを
感謝します。

ただ今日は、ここにある命、そして全てのものに感謝して、
そして、今ある時間をめいっぱい大事にして最後まで楽しみたいと思います。


○1曲目 eternal return



○2曲目 秘密



○3曲目 キミドリ




(MC)
あらためまして、来てくれたみなさん、ありがとうございます。
すごいよね、見えますか、うしろの人。
今回のツアーは「You can‘t catch me」というタイトルがついているように、
新アルバム「You can‘t catch me」の曲を中心に
懐かしい曲をおりまぜて歌っていたのですが、
昨日の名古屋からリスタートということで、ちょっとセットリストを変えています。
だからバンドさんが大変でした。(笑)
今日、今歌いたい歌を選んでいます。

3曲目に歌った「キミドリ」という曲、
この曲、最近私のファンになってくださった方にはなじみの薄い曲かもしれません。
知る人ぞ知る某ゲームのテーマ曲なのですが、根強い人気のある曲で
先日の東京公演で歌った時は、「トゥールットゥルッ」と大合唱でした。(笑)
「キミドリ」というタイトルの意味は、
イメージを固定させてしまってはいけないと思って今まで言ってなかったのですが
昨日解禁になりまして。

私が生まれ育った場所、
というか自分が歌や芝居で表現することの原点となった場所がありまして。
8歳の時から大学を卒業するまで児童劇団に所属していました。
その劇団をやめるときに作詞した曲です。
劇団をやめて仲間とバラバラになってしまうけど、
10年後にそれぞれの道でがんばっていたいね、と
10年後の自分に向けて書いたタイムカプセルなんです。
その劇団は「こまどり」という名前だったので、
最初は「こまどり」というタイトルにしてやろうかと思ったのですが(笑)、
こまどり、こまどり、、、、、キミドリ、と。
当時の仲間もそれぞれ今もがんばっていて、
今回セットリストに入れたかった曲です。

次の曲は大阪になじみがある曲です。
去年、遣唐使船プロジェクトというのがありまして、
大阪から上海まで当時と同じように船をえっさえっさ漕いでいったのですが(笑)、
漕いではいかないか。
一応、大学の時、第二外国語を選択していたのですが
サビを中国語で書いた曲になりました。
それでは聴いてください。


○4曲目 美しい人



○5曲目 みずうみ



○6曲目 アルカロイド




(バンドメンバーの紹介)
バンドマスター、ギター、パーカション 北川勝利さん
ベース 千ヶ崎学さん
ギター 奥田健介さん
キーボード 扇谷研人さん
ドラム 佐野康夫さん
コーラス ハルナさん、戸田和雅子さん

(MC)
次の曲はもともとのセットリストにも入っていたのですが、
今あらためて聴くと、歌詞の意味合いが変わってきて、
やっぱりセットリストに入ってきた曲です。
聴いてください。


○7曲目 スピカ



○8曲目 手紙


○9曲目 キミノセイ



○10曲目 ねこといぬ(バンド演奏によるインスト)

○11曲目 Remedy




(MC)
本当に不思議なものですね、音楽というものは。
作った時が一番若くて、ここから自分も変わって世界も変わって
そこから成長して、聴こえ方が全然違ってきて、
不思議なものだと思いました。


大阪は、結構来てます。(笑)
もう人生で数えられないくらい来ているんですが、
今日初めて食べたものがあって、
スタッフさんが「いか焼き買って来ましたー。」って。
あれは結構有名なものなの?
そうですか。(笑)
家庭でも作れそうで、そうでもないようで。
やっぱり粉物は勝てんばい。(笑)

ごめんなさい、この間親戚と電話でしゃべったので
エセ博多弁が出てしまって。

この間、神戸でキャベツ焼きを食べた時も感動したんですけど。

今日、遠くから来てくださった方もいると思います。
今日はいか焼きを食べて帰りましょう。
みんなで大阪を楽しみましょう。



○12曲目 悲しくてやりきれない



○13曲目 ムーンライト(または“きみが眠るための音楽”)


○14曲目 ユニバース





(MC)
さて、三十路です。
三十路ってこの一生に一度のイヤーが
本当に駆け抜けてきたけどあと数日で終わろうとしています。

聴いていただいた「ユニバース」という曲、
これも新しくセットリストに入れた曲なのですが、
私の住んでいる東京という場所では、今、計画停電というものが行われていて
見慣れている景色が見慣れない景色になっていることで、不安な気持ちになっています。
余震が来ることが恐くて部屋の中に閉じこもっていたけど、
しばらくは節電というものとつきあっていかないといけないな、となって
だったら節電を極めよう、という気持ちになりました。

なにしろ私のファンクラブの名前は「アイドリングストップ!」ですよ。
だからこんなことでくじけてどうする、と。
来月の電気代が楽しみ。(笑)

最近私は新たにハマったゲームがありまして、
ちょっと名前が思い出せないんですけど、
じゃあ言うなって感じですが(笑)
シムシティみたいな箱庭ゲームで、
それをしながらゆっくり風呂につかるのが日課だったんですが
もう、そんなことしてる場合じゃない。
今考えるのは、いかに早く風呂をすますかということ。
で、昨日更新みたいな。
いっそのことちゃんリンシャンにしちゃおうかと思っているのですが。

こんなふうに、楽しいことは自分でつくればいいと思って。

目に見えなくてもいいから、新しいものをつくって、
にっこりとつい笑ってしまうものを無いならつくって、
隣の人に渡していって、
そういうことを考えています。

今日は西日本なので停電は関係なくて、
普段どおりの日常を送っていただくのが一番ですけど、
今日ここにいる人達に少しでも何かを渡していけたらと思って歌っています。
みなさんも、ぜひ、手を出して受け止めてください。


○15曲目 風待ちジェット



○16曲目 Private Sky



○17曲目 Get No Satisfaction!



○18曲目 マジックナンバー



○19曲目 光あれ





(MC)
どうもありがとう。
次が最後の曲です。
この曲の冒頭には東京タワーという言葉が出てくるのですが、
こういう固有名詞を歌詞の中に使うのはあまりないのですが
一番ふるさとだから、
いいところも悪いところもあるけど、一番戻ってきたという気持ちになるのが
東京だなーと思います。
東京という場所について、みなさんそれぞれいろいろなイメージがあると思いますが、
私にとっては生まれてからずっと、そこにしか住んだことがないので、
ここ数年、自分で意識しないうちに、「帰る場所」というのがテーマになっていたので
どうしても東京タワーをテーマにした歌詞が書きたかったんですよ。
今、東京タワーは地震で先端が少し傾いたり、
節電で寂しいことになっているのですが。

もちろん、東京以上に大きな被害に遭って、
本当に大変な思いをしている人はたくさんいるけれど、
それとは別の話で、
私自身は東京という町がみんなが思っている以上に意気消沈していると感じます。
それは電気のせいだけでない、何か目に見えないものに
押しつぶされている感じがあって、
東京がもともと得意としていた、物をつくりだすということを
やめてはいけないな、て思って。

昨年武道館で
「今日は特別な日だけど、明日から普通の日が続いて、
でもその一日一日も特別な日で、つい忘れがちだけれども、毎日を大切にしたい。」
ということを話したのですが
それから1年経って、日常がとてもかけがえのないものだなーと実感しているのですが
その日常をまだ手放してはいけない
ということを思いながら詞を書いたのですが、
今は詞を書いた時よりも思いが強くなって。

東京だけでなく、
あなたのふるさと、かけがえのないものを思い浮かべて
聴いてくれると嬉しいです。



○20曲目 トピア






(アンコール)


(MC)
今日は最後に東京の話をしてしまいましたが、
日常がどんなに大切か、みなさん分かっている方ばかりだと思います。
私は中学生の頃阪神大震災があって、当時は神戸にも行ったことがなくて
東京は全然揺れなくて、
実感が無かったことが分かって、ごめんなさい、という感じです。
東京は余震はあるけど、気が滅入ってるだけで、
東北の方々は本当に大変で。

これは私の個人的な話になってしまうのですが、
10年くらい前、私の兄がある日突然大きな交通事故に遭って、
もしかしたら、もう元の生活は送れないかも、
と不安になったことをつい思い出しました。
ちょうどその次の日が、私がステージに立って歌う日で、
そんな日にとても歌えない、と思ったのですが、
この時、父と母がから
「予定を変えてはいけない。
兄が戻って来ると信じているのなら、
元通りの日常を送っていないといけない。
兄が良くなった時に戻って来れる場所を残しておかないといけない。」
と言われたことを思い出しました。
今は兄はもう良くなって、元通りの生活を送っているのですが、
励ます側は元気に日常を送っておかないといけない、と思います。
今は被災地の方のためにできることは少ないです。
変わってあげることはできなくて、できることは義援金くらいだと思います。
でも、復興しようとする力は強くなっていって
私たちもこれからできることは増えていきます。
それまでは、元気な地方が支えていくことがいいんじゃないかな、と思います。

まだまだ地震慣れしてなくて、とても不安がっている東京を
関西のみなさん、どうか元気づけてやってください。

私なりにできること、やりたいこと、信じることをやっていきたいと思います。
私が正解と言っている訳ではなくて、
みんな1人1人に正解が託されてしまった時期だと思うので、
みなさん1人1人の正解は、みなさんにおまかせします。

実はもとのセットリストで大阪限定でやろうとした曲があったのですが、
今の気持ち的にあの曲はどうかな、と思って一旦セットリストから外したのですが
バンマスの北川さんから
「今だからこそ歌うべきじゃないの。」
と言われて、歌うことにしました。
時を同じくして、私のラジオに東北の方からメールをいただいて、
「私はこんな経験をしたからこそ、こんな大人になりたい。
こんな事がしたい、こんな国に行きたい。」
という前向きなことがずっと書いてあって、
すごく元気づけられたので、この歌を歌います。


○21曲目 ボクらの歴史




(MC)
懐かしい、16歳の時の歌を歌いました。
そして、次の曲は生まれてもうすぐ1歳になる曲です。
あー、あれから1年かと思うと、いろんなことがあったな、と思います。
なんともいえない、いろんなことがあった1年で、
一生忘れられないな、と思います。
聴いてください。


○22曲目 everywhere



今日は大阪のみなさん、そして遠くから来てくださったみなさん、
久しぶりの人、昨日も会った人(笑)、
本当にたくさんの人とこの時間を過ごせて嬉しかったです。

この曲はいつの日からか
ライブで歌うことが恒例となっている曲です。

これからもまた、みなさんに会うことは、
長い人生の中で何度もあると思います。
その時まで元気でいてください。
必ずまた会いましょう。
「それまで、それぞれの道で元気でいましょう。」の歌です。


○23曲目 ポケットを空にして





「ありがとう、
また会いましょう、
ありがとうございました!!」












こういう状況で開催されたライブだけに、
これまで私が参加できたライブとは、やっぱり違いました。

いろいろと考えさせられることの多かったライブでした。

坂本真綾さんの言われたように、
これから、正解は1人1人に託されていると思うし、
この時期に行うライブのあり方というのは、正解のない問題だと思います。

ただ私個人の感想として、
少なくとも被災地外にいる人に対して楽しい時間をつくってくださった坂本真綾さんに
「ありがとう」という気持ちです。
坂本真綾さんのソロライブは初参加でしたが、本当に素晴らしいライブでした!!

今回のツアーで公演延期となっている、仙台・札幌の2公演を
開催できる日が早く訪れることを心から願います。
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