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2011年03月14日00:48

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難民日誌

金曜の帰宅難民の日記。

職場から帰ろうという時間になったとき、はじめて電車が動いてないことを知った。
父親が気を遣ってくれて、クルマで来てくれることになった。
こういうときに家族ってありがたいね。
ニー兄が心配して電話してきてくれた。

19時頃に職場を出て、すぐ帰れるだろうと気楽に待ち合わせにした秋葉原へ向かう。
…にしても、道路にはクルマが多い。
何かイヤな予感が。

昭和通りにも中央通りにもあふればかりの人。
ほとんどが上野方面に向かっている。
電車が動いてないので、歩いて帰る人たちが集団で押し寄せてくるのが異様な光景だ。

とりあえず秋葉原に着いて電話してみた。
しかし、ほとんど進んでいないとのこと。
仕方なく、家に向かって歩いてみることにする。
とりあえず中央通りを日本橋方面に歩きはじめた。
にしても、歩道には人が多いこと多いこと…

秋葉原はまた異様な光景であった。
開いているハズの店が開いていない。
AKB劇場も中止とか(SDN公演があったらしい)。

少しは見て帰ろうと思ったけど、そんな店もないのでとにかく歩く。
ひたすら歩くけど、歩道は人が多くてペースがつかめない。
仕方ないので、車道の端っこをひたすら歩く。
これはなかなか快適だ。

神田、日本橋、京橋、銀座、新橋と、ず〜っと車道をマイペースで進む。
クルマで向かっている兄に電話してみると、まだほとんど動いてないとか…
どんだけ道路混んでるんだ?
たしかに中央通りは歩いた方が圧倒的に早いんだけど。

新橋からさらに第一京浜を歩く。ここまですでに1時間以上歩いている。
道路はさらに混雑、右折&左折が曲がりきれずに交差点は大混乱。

新橋から浜松町、田町とか、電車じゃ近いのに歩くと案外距離あるんだよな…
ちょっと疲れてきたけどまだまだ行ける。

田町駅前でちょっとした事件が。
警察が「歩行者は歩道を歩いてください」と叫んでいる。
無視して進もうとすると止めようとしてきたので、文句言ってやった。
「歩道が狭いんだよ!車道1車線を歩行者用に開放しろ!」(これをソフトな言い回しで)
混雑してるから歩くペースが乱れると余計に疲れるんだよな。

そのままほとんど車道を歩いて品川まできてしまった。
兄に電話しても、お迎えのクルマはほとんど動いてないとか。
まぁ仕方ないのでまだ歩くことに。

品川駅前は、田町と違って警察が車道1車線を歩行者用に解放してくれていた。
エラいぞ品川の警察。状況をよくわかってるね。
まぁ、このへんの歩道も相当狭いから仕方なくやってるのかもしれないけど。
おかげでマイペースで歩けるからありがたい。
でも、八ツ山橋の登りはちょっと疲れる…たいした登りじゃないんだけど。
箱根駅伝の選手たちにとって最初の山場ってのも納得。

品川では、八ツ山橋の踏切のところで北総線の車両が停まっている。
どうやらこの場所で動けなくなってしまったらしい。
おかげで東品川方面に渡れなくなってしまっていた。
どこかから現れた鉄ヲタが写真を撮っている。
珍しいことはいえ、他人の不幸を喜んで写真撮るなっての。

北品川から旧東海道を歩く。
この道、今までの大通りとは違ってかなり歩きやすい道であった。
全面的に広い1車線の一方通行。これはいい道だ。
さらに、第一京浜に行く人が多かったせいで人も少なめ。
これを知ってるのと知らないのとでは大違いだね。
おかげでマイペースで快適に進むことができた。
江戸時代の人が歩いた道を改めて歩くというのも感慨深いものがある。

北品川を過ぎたあたりでまいばすけっとがあったので、ここで水分補給。
ペットボトルのスポーツドリンクを1本購入。
飲みながらどんどん進む。

この旧東海道では、無料休憩所とかトイレとか解放してくれていて助かった。
町内会の人たちが、無料でお茶を出してくれたりしてくれている。
こういうときは非常にありがたいね。
さすが旧東海道。

クルマで向かっている兄に電話すると、ようやく大森警察署まできたという。
でも、中間地点を考えるとまだまだ歩く必要がありそうだ…

連絡をとりあいながら、結局鈴ヶ森まできてしまった。
ここから再び第一京浜に合流。
やっぱり人の数が多い。

大森海岸の駅でようやく親のクルマと合流。
この時点ですでに22時を過ぎていた。
秋葉原から大森海岸まで、3時間ちょっと歩いたことになる。
よくまぁ歩いたもんだ。
でもそんなに疲れてないから不思議。
普通に家まで歩けたかもしれないな。


クルマに乗ってからがまた長かった。
大森から沢田通りで蒲田まではスンナリ進んだ。
蒲田からが大渋滞。
蔵敷まで1時間、第一京浜に出てもまったく動く気配がない。
「ギッチリ」の状態とはまさにこのこと。
蔵敷駅前で約90分は足止めをくらった。

トイレに行きたくなったところにちょうど交番があった。
どうせ動いてないから、ちょっとトイレ借りてくるよといってクルマを降りる。
交番に行ってみると、誰もいない。
ドアも鍵がかかって動かない…交番が閉店してるのかよ。
仕方なくクルマに戻る。

深夜1時をすぎて、じわじわと動き始める。
ちょっとずつ動いて、ようやく多摩川を渡る。
国道から横道に出ると道路はガラガラ。
これが本来の深夜の道路だな。
2時前にようやく家に着いた。

結局、職場から家まで7時間もかかってしまった。
退院したばっかりで病み上がりの親に7時間も運転させてしまってなんだか申し訳ないような。
でも、今まであんまし親と話す機会なかったから、今回はいい機会だったのかもしれないな。
ちょっと家族の絆が深まったような気がする。


まぁ、今回の徒歩帰宅では改めていろいろ勉強になった。
歩いて帰るのは可能な距離だってこともよ〜くわかった。
自転車でもあればもっと楽なんだろうな。

それと、歩道を歩くのは案外疲れることもわかった。
車道と歩道のちょっとした段差っていうのは、長距離歩くときは非常に大きい。
災害時にはゼヒとも徒歩帰宅する人のために、車道を開放してもらいたいもんだ。
課題は山積みだな。

それに、兄も自分もウィルコムだったおかげで連絡がスムーズだったのが良かった。
全然繋がらないなんてことはまったくナシ。
父親のドコモは全然繋がらなかったらしい。
このへんは少数派で初めていいと思った。


とりあえず先週は無事に帰れたけど、明日からどうなることやら。
果たして電車はマトモに動くのか…
停電は大丈夫なのか…
心配事は山のようにある。

とにかく、早く復旧できるといいね。

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