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2011年03月12日08:42

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近況報告

昨日の大混乱から、一夜明けて、こうして、自宅で日記を綴っています。

地震にあったのは、3月11日3時過ぎの会社の自席。
二層構造の壁面収納が、レールの上を右へ左へ移動しているのを見て、自分が、かつて、新聞やテレビ越しでのみ見てきた現場に居る事を悟る。

タイミングが良いのか悪いのか、先週末に会社から従業員全員にヘルメットと軍手が支給されたばかりだった。
フロアでヘルメットを被りながら仕事を続けるサラリーマンの一群というのは、かなりシュールな画ヅラだ。
ちなみに、ちょっと離れた会議室では、天井のパネルが一部落下していた。
その部屋でTV会議を続けている、某課長さんも、かなりシュールだ。

そんな、屁の突っ張りも長くは続かない。
何度かの余震のあと、館内放送で、帰宅可能者の自主帰宅が促された。
そして、帰る際には総務部に寄って申告していくようにとの事。

『これは訓練ではない』『繰り返す、これは、訓練ではない』
何度もテレビ番組や映画で観てきた光景が、現実になった。

総務部のフロアに上がると、蒲田まで帰る女性が同行メンバーを捜しているとの事(仮称U子)。
その他、千葉方面は危険なため帰れない女子社員2名を連れ立って、『蒲田臨時女子宿泊所_U子亭』を目指す事になった。

当初、タクシーの相乗り等という甘っちょろい考えでいた、女子3名の幻想は、出発5分後、品川駅で打ち砕かれる。
タクシー乗り場に100mクラスの列が出来ている。
しかし、タクシーは1台もいない。

予想通り、徒歩以外の帰宅手段はなかった。

蒲田までは、約10km。人波が押し寄せてくる中、国道15号を女子3名を連れ立っての南下が続く。
途中、コンビニに寄ってトイレを借りようと思ったが、20人以上並んでいてとてもじゃないが、待ってられない。
咄嗟に、ならびにあるパチンコ店に入り、トイレを借りた。

この状況下、チンジャラしている強者が十数名。

国道15号に沿って、首都圏の強者路線/京浜急行の運転再開を伺いながら、南を目指す4名。
しかし、通過する駅の全てが照明が落ち、明らかに運転停止が見て取れる。
大森海岸駅を過ぎたあたりで、後ろの3人も覚悟を決めたようだ。

なんだかんだ、3時間かかって蒲田に到着。
会社に連絡を入れ、女子3名を解放。

というより、解放されたのは、ワタクシの方だった。
ワタクシにとっては、ここは、まだ中間地点に過ぎないし、出発当初は、4時間で自宅に到着する見込みだったが、大幅に遅れている。

蒲田からは、環状8号を経由して国道1号に出れば、あとは一本道。
その国道1号も、ずっと車列が絶えず、全くもって進まない。
歩道の動きの方が、数倍速い。
残り10km強を2時間弱で歩ききり、自宅についたのは21時過ぎだった。

家につくと、ご飯を食べながら、家族みんなで今日の事を話した。



息子は、学校で地震に遭い、クラスのみんなで机の下に隠れていた。
収まっても、何度も揺れ戻し、なかなか、教室から出られないし、結局、机の下に戻る事になる。
校長先生に呼び出された担任の先生が、なかなか帰ってこなくて、泣き出す生徒が居る中、『みんなでしりとりをして遊ぼう』と言い出し、先生が戻ってくるまでの20分間、みんなの気を紛らわせ元気づけた機転を褒めてやりたい。




今日、観に行く筈だった朝10映画は、らら横が早々に営業停止を決めていました。
明日、どうなるかは、明日次第…





ともあれ、超兄貴家一家全員、元気に生きてます。
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