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2011年03月07日20:36

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立川志の輔独演会

昨日は国立文楽劇場で立川志の輔独演会を観てきました。昼夜2公演の夜の部の方です。発売日に買ったのでちゃっかり3列目でした!

1席目「メルシーひな祭り」(志の輔作)のマクラを振りはじめたときは声が聞き取りづらく、喉が悪いのかなぁと心配でしたが、大学入試のカンニングや大相撲の八百長に話が及ぶと俄然元気になり、噺に入ってからは舞台となる商店街へと一気に引き込まれました。状況判断ばかりを繰り返すイヤなかんじの外務官僚が商店街の会長の気転によって助けられる温かいラストまで、爆笑したりホロリとしたり忙しくてあっという間の1時間。また聴きたいですね。
志の輔さんはカンニングや八百長には白黒つけるのではなくグレーな解決を!と話されていました。なんでも欧米化せず、日本人は曖昧という素敵な文化をもっと大切にするようにと。外国人に「YES or NO?」と聞かれたら「or!」と答えなさいというのには爆笑しました。こんど言ってみようっと。

2席目の「抜け雀」(古典)では描写力にとにかく圧倒されました。朝になって衝立の絵から抜け出す雀の鳴き声のかわいらしさときたら!キャラの造形や所作の的確さだけでなく、個々の感情もきっちり伝わってきて、たっぷりと楽しませてもらいました。マーフィーの法則などの飛び道具も爆笑でしたし、古典作品をぐっと現代の観客に引き寄せる効果もバッチリでした。

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落語を堪能した後は、日本橋駅を挟んで反対側の利き酒屋で日本酒を堪能しました。6合目くらいに、一緒に飲んでいた博士(仮称)と共通の先輩の名前と同じ広島の”一博”を頼み、写メを送ろうぜ〜と盛り上がっていたのですが、いざメールを送ろうとしたら好博だったりでまた爆笑でした。ひどいなぁ。
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